シンガーのジャスティン・ビーバーが、自身のツアーのスタッフとファンのために無料のセラピーを提供すると発表。(フロントロウ編集部)

ジャスティン・ビーバーがスタッフとファンの“心の健康”を守る

 約5年ぶりとなるワールドツアーの真っ只中にあるシンガーのジャスティン・ビーバーが、刑事司法改革や気候変動対策、有権者登録などの問題に対する意識を高めるために行なっている活動で自身の信条でもある「Justice In Action」に基づき、BetterHelp(ベターヘルプ)と協力して、250人以上のツアースタッフとファンに無料でセラピーを提供することを発表した。BetterHelpはこの取り組みに最大約3億円を拠出することを約束している。

 Better Helpはオンラインカウンセリングサービスで、メンタルヘルスに悩む人にとって、セラピーをより身近なものにすることを目標としている。過去には同じくシンガーのアリアナ・グランデがBetter Helpの協力のもと、ファンに1億円相当の無料セラピーを提供している。

画像: ジャスティン・ビーバーがスタッフとファンの“心の健康”を守る

 今回のパートナーシップで、ジャスティンは自身のファンに1ヵ月間の無料セラピーを提供する予定となっており、ファンは自分自身のためだけでなく、同じように助けを必要としている友人や家族とも共有することができる。また、ジャスティンのツアーのスタッフは、彼らの職業に伴う精神的・肉体的なストレスに対処するために、BetterHelpを通じて18ヵ月間、資格を持ったセラピストによるカウンセリングを無料で受けられることになっているそう。

 順風満帆な音楽人生を送る一方で、若くして地位と名声を手にしたがために精神面で不調をきたすなど、長年、メンタルヘルスの問題を抱えてきたジャスティンは、「長い時間をかけて学んだことは、人は誰でも浮き沈みがあり、ときには助けが必要だということです。僕のファンやツアーファミリーに無料のセラピーを提供できることは、本当に幸せなことで、謙虚な気持ちでいっぱいです」とメッセージを寄せている。(フロントロウ編集部)

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