2021年世界で最も売れた赤リップは「M・A・C」
ひと塗りで一気に華やかなメイクに仕上げてくれる「赤リップ」。鮮やかな発色のトゥルーレッド、くすみ感のある落ち着いたレッドブラウン、青みがかったプラムレッドなど、じつに様々なカラーの赤リップがあるけれど、世界で最も売れている「赤リップ」はどんな色か知っている?
米Allureによると、2021年世界で最も売れたとされる赤リップは、M・A・C(マック)の「リップ スティック(チリ/CHILI)」。
数多くある赤リップのなかでも、このリップが世界的に人気を集める理由のひとつは、その鮮やかさと深みのバランスが取れた絶妙なオレンジレッド。
俳優のルーシー・ヘイルやシンガーのオリヴィア・ロドリゴを手がけるセレブ御用達メイクアップアーティストのアラン・アヴェンダーニョも「(M・A・Cのチリは)アンダートーンが茶色がかったオレンジ色なので、昼でも夜でも楽しめます」と、さまざまなシーンで活躍する赤リップだとコメント。
また、肌のトーンが黄み寄りのイエローベースでも、青み寄りのブルーベースでもなじみやすい赤だというのも大きな魅力で、アランは「いろんな色が絶妙に混ざりあっているので、伝統的な青みのある赤リップよりもずっと気後れしません」と説明。いままで赤リップになかなかチャレンジできなかったという人も取り入れやすいともつけ加えた。
コロナ禍でも大ヒットを記録した赤リップ
マスク生活の影響でリップスティックの需要が低下するなか、M・A・Cのリップスティック「チリ」は、なんと1年間で240万個以上を販売。M・A・Cによると、とくに香港、韓国、中国、ベトナム、フィリピン、シンガポールなどのアジア圏で絶大な人気を誇り、ベストセラーのひとつに数えられているという。
実際にその影響力はすさまじく、韓国の大手小売業者であるカカオ・コーポレーションのカカオトーク・ギフトのパク・ジェヒョン氏は「(M・A・Cのチリは)韓国の美容業界にレンガ色ブームをもたらしました」 と語るなど、新しいトレンドを生み出している。
ちなみに、世界的に大ヒットを記録しているM・A・Cの「チリ」は日本でも発売中。また、チリを元に開発された日本限定リップカラー「チリトーキョー(CHILI TOKYO)」も発売されており、両方とも価格は3,300円(税込)。全国のMAC店舗、MAC公式オンラインショップで購入できるので、新しい赤リップをお探しの人は要チェック。(フロントロウ編集部)
※当初「チリ」を日本未発売と記載していた箇所を修正いたしました。