コストコからロティサリーチキンが消える!? ウワサが広まったきっかけと真相は。(フロントロウ編集部)

コストコからロティサリーチキンが消える?ウワサを検証

 アメリカで「コストコからロティサリーチキンが近々販売されなくなるのでは?」というウワサが広まり、一部のコストコメンバーをザワつかせた。きっかけとなったのはいわゆるネット広告。その広告にはこんなことが書かれていた。

 「始まった!コストコの売れ筋商品が棚から消える!この決定は直ちに適用される」

 ロティサリーチキンとはひと言も書いていなかったが、「コストコの売れ筋商品」という言葉に加え、広告の写真にコストコの従業員がロティサリーチキンを用意している様子が写っていたことから、“ロティサリーチキンのことを言っているということは誰の目にも明らかだった。

 実際のところどうなのか? 定期的にウワサなどの検証=ファクトチェックを行なっている米Snopesによると、問題の広告に書かれていることはまったくの嘘で、コストコが店の看板商品であるロティサリーチキンの販売を中止することはないという。しかし、この件とは別の理由で、“入手困難”になるかもしれないという話が…。

 じつは、アメリカのコストコでここ最近、ロティサリーチキンを買いに行ったら売り切れていて、買うことができなかったという人が相次いでいる。一体何が起きているのだろうか。マクドナルドの人気商品であるマックフライポテトが世界各地で不足するという出来事があったが、コストコの件はサプライチェーンの問題ではないようで、米Eat This, Not Thatは別の原因を指摘している。

 なんでも、ケンタッキー州にある工場を襲ったH5N1型鳥インフルエンザが原因で、コストコの鶏肉が不足している可能性があるそうで、同メディアは確証はないとしたうえで、ウォルマートやパブリックスなどの大手食料品店でも顧客がロティサリーチキンを見つけるのに苦労していると伝えている。(フロントロウ編集部)

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