『エリート』のセックスシーン
Netflixで5シーズンまで配信されているスペインのドラマ『エリート』は、労働者階級出身の高校生たちが富裕層の子供たちが通う私立高校へ転校となったことで起こる、ライフスタイルの違いからなる衝突、妬みや怒り、そして殺人事件を描くスリラードラマ。
ティーンの登場人物たちをメインにおいた緻密なストーリー展開で高く評価されている本作では、性にまつわる話も多い。そしてシーズン5からは、ブラジル人俳優のアンドレ・ラモグリアが新キャラクターのアイヴァンとして出演し、マヌ・リオス演じるパトリックと親密になる。
そして、アイヴァンとパトリックのセックスシーンを見た視聴者の間では、あるウワサが発生することに。それは、アンドレはフェイクのペニスをつけたのではないかというもの。なかなかに下世話なウワサなのだが、ヒューゴ・グロスによるインタビューでアンドレがそのウワサについてコメントした。
「嘘、嘘、嘘!」
アンドレ、ウワサを否定。さらに彼は、セックスシーンの撮影の裏話を明かした。
「あなたの想像に任せます。冗談です。本当に全裸で撮影したシーンはありません。保護する物があるんです。セックスカバー。“Tバック”って言ったり、“靴下(sock)”って言ったりしますね」
フェイクのペニスは使用されていないうえ、まずアンドレやマヌは本当に全裸になってもいなかったという。さらにアンドレは、親密なシーンの撮影で俳優を守るために現場に立ち会うインティマシー・コーディネーターは本作でも雇われていると話し、コーディネーターの存在が助けになったと語った。
「セットでのスタッフの数は少なくしてくれました。そういったシーンではインティマシー・コーディネーターもいて、俳優たちをより安心させてくれて、準備をさせてくれて、シーンに誠実でいさせてもらえました。なので、撮影は自分が思っていたよりもすごく簡単でした。それをしなければいけない時に、すごく安心していられたんです。あと、俳優として、演じたキャラクターに守られていたような気も少ししますね。そこにいたのはアイヴァンであり、アンドレ・ラモグリアではないという」
『エリート』のシーズン5は、日本でもNetflixですでに配信開始となっている。
(フロントロウ編集部)