ダース・ベイダーにビビるユアン・マクレガー
『スター・ウォーズ』ファンや映画ファンが首を長くして待ち望んだドラマ『オビ=ワン・ケノービ』の配信開始までついに1カ月をきるなか、オビ=ワン役としてカムバックするユアン・マクレガーが英Total Filmのインタビューで衝撃の指摘をした。
「ダース・ベイダーに会ったことはありませんでした」。確かに、ユアンは劇中でダース・ベイダーになったアナキンと共演していない!
オリジナル3部作ではアレック・ギネス演じるオビ=ワンがダース・ベイダーと戦っており、『オビ=ワン・ケノービ』には、プリクエル3部作でダース・ベイダー/アナキン・スカイウォーカーを演じたヘイデン・クリステンセンも復帰することから、なんだかユアンとダース・ベイダーも共演していたような気になってしまっていたファンは少なくないはず。
つまり、『オビ=ワン・ケノービ』ではついに、初めてユアンがダース・ベイダーと対峙する姿が見られる。この事実によってより一層ドラマへの楽しみが大きくなるというものだが、ユアンによると、ダース・ベイダーとの撮影は「マジで怖かった」そう。ユアンが話した当時の心境には少しクスっときてしまう。
「ベイダーとリハーサルをしたことはありましたが、ヘルメットを被った姿などではありませんでした。私たちがあるシーンをすることになった時、スタッフが“アクション”と叫んだ時、彼は私の後ろから来なければいけませんでした。私は振り返り、ファッキン・ダース・ベイダーが私の方に向かってきました。6 歳の子供に戻ったみたいでした。ベイダーのヘルメットに向かって演技したことがなかったですし、彼の目を直視したこともなかった。マジで怖かったですよ。冗談を言っているつもりもないです。本当に恐怖を味わいました。『オーマイゴッド、これは演技じゃない。これは現実だ。今、俺はマジでビビってる』って感じでしたね」
さらにユアンによると、ドラマではストームトルーパーとも共演するという! しかし、ストームトルーパーとの撮影も怖かったという。
「ストームトルーパーたちにも同じことが起こりました。クローンのトルーパーたちとは一緒に働いたことがありますが、ほとんどはCGIだったので。ストームトルーパーたちと一緒に働いたことはなかったですし、また7歳児のようになってしまいました。ストームトルーパーと対峙し、銃を持ってるし、『くそったれ、何だよ』って感じでしたよ」
ユアンの恐怖は、画面越しからも感じ取れるだろうか。とはいえ、今回の撮影はユアンにとって楽しめるものとなったはず。彼は過去に、プリクエル3部作の撮影は多くがCG用のブルースクリーンの前で行なわれたうえ、「深掘りして楽しむようなセリフが作品にはない」ため、「本当に退屈になっていった」と率直な意見を口にしている。
しかし、2021年に行なわれたドラマの撮影では、巨大なLED画面に背景を映し出し、砂漠のなか、雪のなか、さらには宇宙のなかにいるような感覚になれるテクノロジー環境が整えられたうえに、実際にダース・ベイダーやストームトルーパーと対峙。
ドラマの舞台は『シスの復讐』から10年後。そして撮影環境も、約15年前のプリクエル3部作からは大きく進化した。そのうえで制作された『オビ=ワン・ケノービ』が面白くないわけがない!
(フロントロウ編集部)