マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長が、MCU作品の今後10年の計画について話し合ったことを明かした。(フロントロウ編集部)

ケヴィン・ファイギ社長がMCUの今後10年について言及

 ベネディクト・カンバーバッチが主演するMCUの最新作『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』の全国公開が5月4日に迫るなか、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長が、MCUとしての今後10年について話し合いの場を設けたことを明らかにした。

画像: マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長

マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長

 先週末に米・ネバダ州ラスベガスで開催されたシネマコン(CinemaCon)に出席したファイギ社長はそこで、MCU作品の1つの集大成となった映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』が2019年4月26日にアメリカで公開されたことに触れて、「3年前のこの週末に(『アベンジャーズ/エンドゲーム』が)劇場で公開されて大きな成功を収め、直接は知らない人たちと巨大な空間に一緒に座り、1つの体験を共有することの楽しさという、最も大切なことを思い出させてくれました」とコメントした。

 「ご存知のように、(パンデミックのせいで)『私たちはあれをもう一度体験できるのだろうか?』と思うような時期がありました。皆さんのおかげで、昨年には、『ブラック・ウィドウ』や『シャン・チー/テン・リングスの伝説』、『エターナルズ』、そしてもちろん、ソニーの友人たちと制作した『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』が公開されて、私たちはもう一度体験できるということを証明し、これからもそれを継続できることが証明されました。それを現実にしてくれた皆さんに感謝しています」。

 「このようなビジネスの一員でいられることはこの上ない喜びですし、圧倒されます。私たちは、大観衆が集まった劇場で大きなスクリーンで上映されるために映画を作っています」と、映画館で映画を観ることの重要性を訴えたファイギ社長は続けて、「今朝もちょうど参加してきて、ステージを降りた後でまたすぐに戻る予定なのですが、3年ぶりにマーベル・スタジオのクリエイティブ・チームと、対面でクリエイティブに関する会議を行ないました」と、3年ぶりにマーベル・スタジオでクリエイティブに関する大規模な会議を行なったことを報告した。

 具体的には、MCUの今後10年のプロジェクトについての計画を練っているそうで、「私たちには、MCUの次の10年間に私たちをいざなってくれる巨大なボードがあります」とファイギ社長。「それらは(今までとは)異なるもので、ユニークで特別なものですし、そして、劇場にふさわしいものです」と、具体的な内容については明かさなかったものの、今後も映画館での上映を想定してユニークな作品作りを続けていくと約束した。

 MCU作品として今後控えている映画としては、5月4日に『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』が日本で公開されるほか、2022年7月8日には『ソー:ラブ&サンダー』の全国公開が予定されている。また、その間には、ムスリムの女性がヒーローとなる初のMCUドラマ『ミズ・マーベル』が6月8日よりDisney+(ディズニープラス)で配信される。(フロントロウ編集部)

 

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