ダヴ・キャメロンがインスタグラムに泣き顔の写真を投稿して、自身が日常的に抱えている憂鬱な気持ちや不安について赤裸々に綴った。(フロントロウ編集部)

ダヴ・キャメロンが鬱と神経不安に悩まされていることを告白

 シンガーとしての最新シングル「Boyfriend」が自身最大のヒットとなっているダヴ・キャメロンが、自身の泣き顔を撮影した一連の写真をインスタグラムに投稿。「鬱と神経不安」に悩まされていることを明かして、自分自身のアイデンティティを確立することに葛藤を抱えていることをフォロワーに打ち明けた。

 以前より、自身が抱えているメンタルヘルスの問題についてファンにシェアしてきたことで知られるダヴは今回、自身が泣いている時に撮影したセルフィーをアップした投稿の中で、「アイデンティティVS自分自身! 鬱と神経不安。自分自身は、私がずっと深く理解していると思っていた存在で、まるで自分の子供のように愛し守っている存在。私は自分自身のことを知っているし、すごく近しい存在だけど、自分自身とアイデンティティが相反するもののように感じてきた。一度にどちらか片方しか自分の人生に存在できないと感じてきた。その両者が歩み寄ったことは一度もなかった」と綴り、本来の自分自身が分からなくなってしまっていることを告白した。

 さらに、自分らしくあることに自信を持てなくなっているとして、「大人になるにつれ、それは、私の中には、本当の自分自身は間違っていて、自分らしくあることは許されていなくて、本当はここにいるべきじゃないっていう考えが根付いてしまっているからだって気づいたの。ここにいるためには、他の何かにならないといけないように感じてる。みんなと一緒にここにいたいって、私は心から思っているから」とダヴは続けた。

ダヴ・キャメロンが現代社会に警鐘を鳴らす

 また、ダヴはスマートフォンのメモ機能に綴ったと見られるメモのスクリーンショットも併せて投稿しており、バイセクシャルであることを公言している彼女はその中で、「セクシャリティやジェンダー的な役割の遂行、社会的な見返り、そしてアイデンティティに驚かされている」とも綴っている。

 「ソーシャルメディアやブランディング、自分自身を定期的に公共に晒すことや、そこら中で全員が可視化されているような状況は、メンタルヘルスや、清潔なエネルギーの保全、そして内面世界との関係性にとって良いものではない。私たち全員にとってそう。これは、人類の健康が考慮されていない、現代的な問題なの」と続けて、SNS社会において誰もがタイムラインを通じて自分自身をブランディングしなくてはいけないような現状に警鐘を鳴らした。

画像: ダヴ・キャメロンが現代社会に警鐘を鳴らす

 「私たちは誰しもが、社会的に創られたアイデンティティによる負担のない人生を生きる資格がある。私たちは誰しもが、自己非難や自己嫌悪を振り払う資格がある」と続けたダヴは、自身と同じような悩みを抱えているファンたちに向けて、次のように呼びかけた。

 「感情はクールなもの。神経不安を抱えていても大丈夫。人間として生きることは大変なの。私たちは全員で手を握り合っている。それを忘れないで」。

 ダヴは昨年4月にフロントロウ編集部が行なったインタビューで、メンタルヘルスと日頃どう向き合っているかについて語ってくれていた。(フロントロウ編集部)

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