俳優のクリステン・スチュワートが、デヴィッド・クローネンバーグ監督による最新作『Crimesof the Future』を見て席を立つ人たちについてコメントした。(フロントロウ編集部)

離脱者が多いと話題の『Crimes of the Future』

 映画『スキャナーズ』や『クラッシュ』の監督として知られるデヴィッド・クローネンバーグは、ボディホラーの先陣を走っており、約8年ぶりの最新作『Crimes of the Future(原題)』では、レア・セドゥとヴィゴ・モーテンセンが、臓器の変化をパフォーマンスとして見せるアーティストを演じている。

 この作品はあまりにもグロテスクなシーンがあるため、監督本人が、映画の最初の5分と最後の20分で席を立つ観客がいるだろうと語っていたが、カンヌ国際映画祭で上映された際、監督の予言通り、試写室から出ていく人がいて話題になった。

 実際に映画を最後まで見ず席を立ってしまう人について、『Crimes of the Future』に出演しているキャストはどう思っているのか?主要キャストの1人であるクリステン・スチュワートが答えた。

画像: 離脱者が多いと話題の『Crimes of the Future』

「立ち去る人の話をするのは楽しい」

 クリステンは映画を見ずに出て行ってしまう人たちについて話すのが好きなようで、「みんなは、彼(クローネンバーグ監督)の映画がいかに見づらいかを話すのが好きですが、カンヌの上映会から立ち去る人たちの話をするのは楽しいです」とInsiderにコメント。

画像: 「立ち去る人の話をするのは楽しい」

 クローネンバーグ監督の映画は好き嫌いがはっきりと分かれると言われるが、クリステンは彼の作品が好きなようで、「でも、彼の映画の中にあるすべての溝、そして奇妙な痣は、私の口をあんぐりと開けさせてくれます。思わず身を乗り出したくなります。でも、決して嫌悪感を抱くことはありません。私が感じるのは、本当に直感的な欲望によるもので、それが私たちが生きている唯一の理由です」と説明した。

 『Crimes of the Future』はアメリカでは6月2日頃から公開されることが決定しているが、日本での公開日は未定となっている。(フロントロウ編集部)

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