ホラー作品へのオマージュが多く含まれた『ストレンジャー・シングス』シーズン4は、その面白さにホラー界の巨匠からもお墨つき!(フロントロウ編集部)

 ※この記事には、ドラマ『ストレンジャー・シングス』シーズン4 Vol.1のネタバレが含まれます。

『ストレンジャー・シングス』ホラー要素の多いシーズン4

 配信開始前にはキャストたちが口々に、シーズン4はこれまでで最も怖いドラマになるとコメントし、実際に“このドラマのジャンルはホラーだった…?”と視聴者に思わせるような雰囲気でありながら、ホラーが苦手な人であっても楽しめる完成作となっていた『ストレンジャー・シングス』の最新シーズン4。

 『エルム街の悪夢』シリーズで主人公の殺人鬼フレディ・クルーガーを演じたロバート・イングランドが出演すると発表された時から、本シーズンで『エルム街の悪夢』にまつわるイースターエッグが含まれるであろうことは予想されていたが、序盤では別の有名な作品を彷彿とさせる展開も。

『キャリー』のスティーヴン・キングが絶賛

 スティーヴン・キングによる原作小説および1976年の映画『キャリー』では、高校でいじめを受けているキャリーが、豚の血を浴びせられて学校中の笑いものにされた時に超能力を覚醒させ、大勢を惨殺する。

画像: 1976年の映画『キャリー』のワンシーン。

1976年の映画『キャリー』のワンシーン。

 『ストレンジャー・シングス』において、転校先の高校でアンジェラたちにいじめられたイレブンが能力を使おうとするシーンや、ローラースケート場でチョコレートと見られるドリンクを浴びせられるシーンは、『キャリー』を彷彿とさせた。また、研究所でもいじめられていたイレブンが能力を徐々に開放していく展開でも、『キャリー』を思い出していた視聴者もいるだろう。

 そんななか、『キャリー』の作者であり、その他にも『ペット・セマタリー』や『IT』、『シャイニング』などを発表してきたホラー界の巨匠であるスティーヴンがシーズン4を絶賛! しかし一点だけ納得のいかない展開もあったよう。

 「『ストレンジャー・シングス』の新シーズンは本当に良い。これまでの3作品と同じか、それ以上だ。『キャリー』の引用まであった。あれで(話は)全部なのか、パート2に入れられたものがあるのか?正直に言って、それは少しつまらないと思う」

 シーズンがVol.1とVol.2に分けられていることを彼が「つまらない」と言ったのには、続きを早く見たいという思いもあっただろう。ホラー要素の多いシーズンが、他でもないスティーヴンから褒められたことには、脚本チームも歓喜。

 「ごめんなさい、スティーヴ叔父さん。8話と9話はまだ完成していないんです。でもできるだけ早く進めています!あなたが楽しんでくれて、非常に小さな『キャリー』の引用にまで気がついてくれて嬉しいです」と返信していた。

 チームは『キャリー』の引用を“非常に小さな”ものだとしているが、いじめられるシーンなどは分かりやすいものだった。もしかしたら、まだ気づかれていない様々なホラー作品へのイースターエッグがあるのかもしれない。そんなポイントに注目しながら見るのも楽しいかも。

(フロントロウ編集部)

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