映画『ファンタスティック・ビースト』シリーズなどの出演作で知られる俳優のエズラ・ミラーに、当時12歳の少女への洗脳およびグルーミング疑惑が浮上している。(フロントロウ編集部)

エズラ・ミラーに“娘を洗脳された”と両親が告発

 映画『ファンタスティック・ビースト』シリーズのクリーデンス役や『ジャスティス・リーグ』のフラッシュ役で知られる俳優のエズラ・ミラーが、アメリカ先住民族のスタンディングロック・スー族で、当時12歳だった活動家のトカタ・アイアンアイズを“洗脳”し、アルコールや薬物を与えて非行に導いたとしてトカタの両親から訴えられたことがわかった。

 彼女の両親で活動家でもある弁護士のチェイス・アイアンアイズと医師のサラ・ジャンピングイーグルは、米Peopleが入手した法廷申請書のなかで、2016年にノースダコタ州のスタンディングロック居留地を訪れたエズラが、トカダにグルーミング(※)を行ない、彼女のことを心理的に操ってコントロールし、長年にわたって薬漬けにしたと主張している。
※性的搾取を行うことを目的に接近し、精神的に支配すること。

画像: エズラ・ミラーに“娘を洗脳された”と両親が告発

 Peopleの取材に応じたトカダの母サラは、「私たちは娘の安全が心配で、この状況から抜け出してほしいと思っています。最悪のシナリオを心配しているのです」、「娘は洗脳されているんです」と述べ、トカダの父チェイスは「ミラーは彼女(トカダ)に興味を持っていました。彼は慈悲深く、利他的に見えました。彼は私たちが信頼している人々にも知られていました。だから、私たちが警戒するようなことは何もなかったんです」と語った。

 エズラとトカダの関係は現在も続いており、今年4月、エズラがハワイのバーで他の客に暴力を振るい治安びん乱やハラスメントの容疑で逮捕された際、トカダもエズラと一緒にハワイにいたことがわかっているほか、過去には『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の撮影現場を案内するためにエズラがトカダをイギリスに呼び寄せたこともある。

 ちなみに、今回の件についエズラは沈黙を貫いているが、報道が出た直後、トカダが自身のインスタグラムで疑惑を否定する声明を発表。「私は今、実家にいるあいだに耐えざるを得なかった感情的・心理的操作の深刻さに気づいています。私は大人です。私には自分の体に権限を持つ資格があります」(※一部抜粋)と訴えている。(フロントロウ編集部)

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