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俳優でありシンガーのジェニファー・ハドソンがトニー賞を受賞したことで、エンタメ業界最高の栄誉の1つ「EGOT(イーゴット)」を制覇した。(フロントロウ編集部)

EGOTに大手をかけていたジェニファー

 米時間6月12日(日本時間6月13日)に開催されたトニー賞授賞式は第75回という節目の年で、ジェシカ・チャステイン、アンドリュー・ガーフィールド、アリアナ・デボース、ダレン・クリスなど、多くのセレブが会場となったニューヨークのラジオシティ・ミュージックホールに集結。

画像: EGOTに大手をかけていたジェニファー

 今回のトニー賞授賞式で注目を集めたのは、俳優でありシンガーのジェニファー・ハドソンがトニー賞を受賞するかということ。

 というのもジェニファーはトニー賞を受賞すると、エンタメ業界最高の栄誉の1つ「EGOT(イーゴット)」を制覇するから。EGOTとは、米エンターテイメント業界において最も栄誉ある4大アワードである、エミー賞(Emmy)、グラミー賞(Grammy)、アカデミー賞(Oscar)、トニー賞(Tony)の頭文字をとったもので、この4大アワードを全て制した人のこと。

 これまでEGOTを達成したのは、ジョン・レジェンド、ウーピー・ゴールドバーグ、オードリー・ヘプバーン、アラン・メンケンなど計16人しかいなかった。

『A Strange Loop』が11部門でノミネート

 今回ジェニファーがプロデューサーを務めたミュージカル『A Strange Loop』は、脚本・作詞・作曲を務めるマイケル・R・ジャクソンの半自叙伝的なミュージカルで、トニー賞では11部門でノミネートされていたうえ、今回の最多ノミネート作品となっており、ジェンファーがEGOTを制覇する可能性は高いと言われていた。

 そしてその予想通り、『A Strange Loop』は最優秀ミュージカル賞などを受賞し、ジェニファーはEGOTを達成することができた。

画像: 『A Strange Loop』が11部門でノミネート

 女性としてEGOTを達成するのは5人目で、黒人女性としてはウーピーに続き2人目。

 以前ジェニファーはEGOTについて米Peopleに聞かれると「犬を飼ってオスカーと名付けたら、オスカーを獲ったんです。そして、もう1匹飼ってグラミーと名付けたら、グラミー賞を受賞したんです。だから、犬を飼って、エミーとトニーと名づけたらいいと思うんです。そうすれば、幸運が訪れ、私は受賞することができるでしょう。彼らはラッキーチャームみたいなものです」と、ジョークを飛ばしていたが、今回、見事に歴史的快挙を成し遂げた。(フロントロウ編集部)

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