日々の入浴に欠かせない「固形石鹸」や「液体石鹸(ボディソープ)」などのバスアイテム。なんとなく選んでいるという人も多いと思うけれど、どのような違いがあるか知っている? 意外と知らない石鹸とボディソープの違い&おすすめの使い方を海外の皮膚科医がアドバイス。(フロントロウ編集部)

固形石鹸とボディソープの違い

 米ニューヨークにて、一般皮膚科と美容皮膚科を専門とする皮膚科医のイリス・レフコビッチ医師によると、固形石鹸とボディソープの最も大きな違いは「肌への作用」。

画像: 固形石鹸とボディソープの違い

 レフコビッチ医師は「固形石鹸もボディソープも両方とも身体をキレイにしてくれます」と米RealSimpleでコメント。「一方で、固形石鹸のなかには、ボディソープよりも洗浄力が強いものもあり、肌に必要な皮脂やタンパク質を除り除いたり、皮膚のpHに変化を与えたり、肌荒れを引き起こす可能性などがあります」とレフコビッチ医師は説明。

 一般的に固形石鹸のほうが、シンプルな素材で肌への負担が少ないと考えられているが、皮脂を取りすぎて肌が乾燥させるという面もあるため、レフコビッチ医師は「肌質や年齢にあわせて上手に使い分けたほうがいい」とアドバイスする。

結局、どっちを使うべき?

 それでは、固形石鹸とボディソープのどちらを選ぶべきなのだろうか?

 レフコビッチ医師によると、乾燥肌や敏感肌など肌が乾燥しやすいという人は、よりマイルドな処方の「ボディソープ」がオススメ。なかでも、「セラミド、ヒアルロン酸、ワセリンの入ったボディソープは保湿力が高い傾向にあります」とレフコビッチ医師は言う。

画像1: 結局、どっちを使うべき?

 一方で、脂性肌の人や高温多湿な場所に住んでいる人、またはワークアウトの後など、とにかくサッパリしたい!という人には、スッキリとした洗い上がりの「固形石鹸」がピッタリ。

 ほかにも、固形石鹸を使うメリットについて、レフコビッチ医師は「プラスチックボトルに入ったボディソープは、マイクロプラスチックを含んでいる可能性があり、環境や肌に悪影響を及ぼす恐れがあります。プラスチックの使用を完全にやめたいと考えている人にとっては、ボディソープより固形石鹸を選んだほうが賢い選択でしょう」とアドバイスした。

画像2: 結局、どっちを使うべき?

 また、年齢によってもバスアイテムを使い分けたほうがいいそうで、レフコビッチ医師は「固形石鹸は、基本的に若い人に適しています。年齢を重ねた大人の肌には、もっと保湿力のあるボディソープに切り替えることのをオススメしています」と明かした。

 それぞれに特徴をもつバスアイテム。とくに肌見せが増える夏の季節はボディケアがなにより大事になってくるため、固形石鹸やボディソープの選び方に困ったら専門家の意見を参考にしてみて。(フロントロウ編集部)

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