※この記事には、『ハリー・ポッターと謎のプリンス』のネタバレが含まれます。
『ハリポタ』トム・フェルトンが必死だったこと
小説、そして映画シリーズともに歴史に残る大ヒット作となった『ハリー・ポッター』シリーズは、小説が全7巻、映画が全8作からなる。最初は小さな子どもだったハリーやハーマイオニー、ロンといったキャラクターたちも、最後では大人に。
物語が終わりへと向かい始めてからは、さまざまな出来事が起き、見ていない人に話せばネタバレになるような大きなものもあった。そのなかでも、最終回よりももう少し前に起こった大きな出来事といえば、ダンブルドアの死。
ホグワーツ魔法魔術学校の校長であり、ハリーたちを見守ってきた魔法使いの死は多くのファンに衝撃を与えたが、これは知らない人からすると超特大級のネタバレ。だからこそ、マルフォイを演じたトム・フェルトンもネタバレされないように必死だったそう。
英Metroのインタビューで、当時は「チャプターを1つずつ慎重に読む努力をしていた」と振り返るトムは、『ハリー・ポッターと謎のプリンス』が発売された頃の思い出を明かした。
「『謎のプリンス』が発売された時、僕は時間をかけて読んでいて、でも友達からは“ダンブルドアに何が起こったと思う!?”って話すための電話が鳴り続けていました。“ノー、言わないで!”って言っていましたね。そして(その箇所を)読むまでできる限りの時間をかけて、最終的には映画の脚本が出来上がるまで待っていました。本に書かれていることの多くのことが、そこ(※映画版)では描き切れないわけですからね 」
『ハリー・ポッターと謎のプリンス』の小説が発売されたのは、イギリスで2005年。映画が公開されたのは2009年で、撮影はその数年前に行なわれたとはいえ、トムは1年以上ネタバレを避けていたのではないだろうか。
マルフォイは嫌みな役でありながら、ハリーたちと競うほどの人気を誇る。演技を担当したトムは、先に知りすぎないという努力をして撮影への心構えをしていたよう。そしてトムは、『ハリー・ポッターと死の秘宝』が2部作となったことについては、「最終巻が2パートに分けられると聞いた時にはワクワクしました。最後のチャプターのキャラクターたちを、より楽しむ時間をくれたので」と話し、自身が幼少期から演じてきたキャラクターとの最後の時間を楽しめた様子を見せた。
(フロントロウ編集部)