※この記事は映画『トップガン マーヴェリック』のネタバレを含みます。
『トップガン マーヴェリック』に用意されていた別のエンディング
全世界で大ヒットを記録しているトム・クルーズ主演の映画『トップガン マーヴェリック』には、“別のエンディング”も用意されていたことがわかった。
公開中の作品のエンディングに登場するのは、マーヴェリック(トム)、亡きグースの息子ルースター(マイルズ・テラー)、マーヴェリックと恋仲になるペニー(ジェニファー・コネリー)、そしてペニーの娘アメリア(リリアーナ・レイ)の4人。しかし、ジョセフ・コシンスキー監督によると、この4人以外の人物が登場するバージョンも撮影されていたという。
その人物とは、本作で唯一の女性パイロットであるフェニックス役のモニカ・バルバロ。コシンスキー監督は米Indiewireのインタビューで、「フェニックスがいるバージョンも撮りました。フェニックスがアメリアと飛行機の話をしていて、飛行機の模型を見ながらステキな時間を過ごしているんです」と幻のシーンについて説明すると、続けて、「じつは、ホンドー(バシール・サラフディン)がいるバージョンもありました。そっちはもっと大家族のような雰囲気でしたね。でも、最終的にルースターとアメリアだけにしぼりました」とさらに別のエンディング案があったことも明かした。
コシンスキー監督は完成したエンディングに満足しているそうで、「正しいエンディングだと感じました。映画の冒頭は格納庫でマーヴェリックがひとりでいるところから始まり、最後は格納庫で“新しい家族”に囲まれています。それが、私たちがマーベリックにさせたかった旅なんです」とも語っている。
ちなみに、撮影したのに本編に採用されなかったシーンはほかにもあり、コシンスキー監督はそのひとつとして、「(訓練中に事故にあったあと)フェニックスとボブがサイクロンと一緒に病院にいる」というシーンを米Uproxxのインタビューで挙げている。コシンスキー監督によると、削除されたシーンは“未公開映像”としてブルーレイに収録される可能性もあるそう。(フロントロウ編集部)