実写映画『バービー』でケンを演じるライアン・ゴズリングの発言に、困惑と期待が入り混じる。(フロントロウ編集部)

実写版『バービー』のケンはどんな人物?

 世界中で親しまれているバービー人形を、実写化! マーゴット・ロビーが主演を務めることで注目を集める映画『バービー』は、現在撮影が進められている。そんな本作で、バービーの恋人であるケンを演じるのは、ライアン・ゴズリング

画像1: 実写版『バービー』のケンはどんな人物?

 最近では『グレイマン』や『ブレードランナー 2049』、『ファースト・マン』といったアクション系作品への出演が続いていたが、『ラ・ラ・ランド』や『ラブ・アゲイン』、『ラースと、その彼女』といったコメディ要素も含む恋愛系作品も得意とする彼が、あのケンをどう演じるのかは気になるところ。

 しかし、現在制作中である本作については、まだまだ口を開けないよう。マーゴットは『バービー』について、「私たちのゴールは、みんながどんなことを想像していようが、それとはまったく違う“何か”を提供すること」だとコメントしていたが、そのことについて米ETのインタビューで質問されたライアンは、こんな回答。

 「僕がバービーを正そうなんてことは絶対にしません。夢にも見ません。僕は、バービーが言うことなら何でも正しいと言うでしょう。彼女は正しい。これはあなたが思うようなものではありません、そうでないかぎりは。そこであなたはこれが何か分かったと思うかもしれませんが、僕はあなたがそう思っているものだとは思いません。待って、今何を話しているんでしたっけ?」

 本作の監督は、『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』で有名なグレタ・ガーウィグであるため、ライアンの口ぶりを見てもフェミニズムの視点が入った作品であることは確実のようだが、それ以外のことには一切触れないようにユーモアを交えて回答したライアン。

 しかし、本作におけるケンは爽やかな笑顔だけが印象的なキャラクターではないよう。彼が暗殺者を演じた映画『グレイマン』と比較して、こんな驚きのコメントも残した。

 「『グレイマン』の人生よりもケンの人生のほうが大変ですよ。ケンにはお金もないし、仕事もないし、車もないし、家もない。彼は色々と大変な経験をしているんだ」

画像2: 実写版『バービー』のケンはどんな人物?

 『バービー』で描かれるケンとは一体…!? ちなみに、『グレイマン』のなかでは、クリス・エヴァンスが演じるキャラクターがライアンのキャラクターを“ケン人形”と呼ぶシーンがあるという。それについてライアンは、ケンとエナジーを組み合わせて、自分には“ケナジー”があるとし、「あれは侮辱ではないですよ。誇りに思ってます。僕にはケナジーがありますから、クリスがあのコメントをした時に、彼も感じられていたんでしょう。ケナジーはまだあると感じていますし」と自信をのぞかせていた。

(フロントロウ編集部)

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