人間は体を鍛えられても五感を鍛えるのは難しいということか…。『プレデター:ザ・プレイ』主演のアンバー・ミッドサンダーが明かした経験とは?(フロントロウ編集部)

『プレデター:ザ・プレイ』サバイバルな撮影

 1987年から続く映画『プレデター』シリーズ、待望の最新作『プレデター:ザ・プレイ』が、ついにディズニープラスのスターで配信開始。『プレデター』シリーズといえば、『エイリアン』シリーズとの奇跡のクロスオーバー『エイリアンVSプレデター』を含んでも、軍人アクションやSF的要素が多い作品だといえるが、『ザ・プレイ』の舞台は300年前のアメリカで、今回エイリアンと対峙するのはネイティブ・アメリカン最強の部族!

 新しいタイプの戦いでありながらも、『プレデター』シリーズとしてこれまでの作品の雰囲気を踏襲したファンの期待に応える本作では、弱冠25歳のアンバー・ミッドサンダーが主演を務めた。

 彼女は実際にネイティブ・アメリカンの血を引いており、父親はアメリカ先住民であるラコタ(スー族)であり俳優デヴィッド・ミッドサンダーで、父子はFort Peck Sioux 部族にも登録されている。また、彼女の母親はキャスティングディレクターのアンジェリーク・ミッドサンダーであり、アジア系の血も引いている。

 そんな彼女は、カヌーやロッククライミング、乗馬やバイクなどを楽しむアクティブな若者。それでもなお、アクションや体を張った演技は必要とされる本作の撮影は大変だったという。しかし、彼女が最も苦労したシーンは意外にも、派手なアクションシーンではなかったよう。彼女が英Digital Spyで明かした大変だった撮影は、泥溜めに入ること!

 この経験についてアンバーは、「あのシーンでの苦労には驚きました。“今日は簡単な日”だと思って(現場に)行く日はなかったですが、でもあのシーンがどのような経験になるのかはまったく予想していませんでした」と、本人も意外だと認める。しかしそこには、人間が持つある感覚機能が関係していた。

 「(大変だったことで)頭に思い浮かぶものは多くあります。川のシーンや熊、最後の大きな戦いなどです。それぞれに物語や理由があり、それがすべてのシーンを興味深く、無駄ではなく、かっこ良くみせているものだと思います。
 すべてのシーンは異なる地域、異なるスタイル、異なる出来事のなかにあります。もちろんそのすべてで、それぞれに挑戦がありましたが、しかしあの(泥溜めの)シーンは、匂いの点から最も不快だったと言えます」

 いくら体が強くとも、嗅覚を鍛えるのは大変だということか。撮影エピソードのはずが、なんだかサバイバル経験談のような話になったが、それもそのはず。“人間狩り”を楽しむプレデターとの戦いは、サバイバル以外の何物でもない。

 人間を捕食する生命体からのサバイバル劇を見逃すな。『プレデター:ザ・プレイ』はディズニープラスで配信中。

(フロントロウ編集部)

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