マンディ・ムーアが、難病である特発性血小板減少性紫斑病であることを告白。第2子の出産にも影響が。(フロントロウ編集部)

マンディ・ムーア、難病によって出産に苦労

 ドラマ『THIS IS US/ディス・イズ・アス』や、映画『塔の上のラプンツェル』などで知られるマンディ・ムーアは、現在第2子を妊娠中。そんな彼女が、特発性血小板減少性紫斑病が理由で麻酔が使えないことを明かした。マンディは2021年2月に第1子を出産したが、その際も同じ理由で薬のサポートなしに出産しなければならなかったそう。

 特発性血小板減少性紫斑病は、血小板が減少し、その結果として出血の危険が高まる病気で、日本では難病に指定されている。

 米TODAY Parentsのインタビューで、「硬膜外無痛分娩をするためには、血小板が低すぎるんです」と説明したマンディ。その後、自身のインスタグラムで「私は大丈夫。血液、血小板の量をチェックし続けなければいけないだけ。血小板は少ないけど、いつもそうだから」とし、「でも私は大丈夫。すべて大丈夫」と話したが、やはり出産で麻酔が使えないことは厳しいこと。TODAY Parentsでこんな思いを語っていた。

 「酷いですよね。でも、(出産を)もう一度やります。私はその山を登ることが出来る。麻酔が選択肢にあってほしかったです。それが可能であるということ自体がとても良いことですから。でも私達は、前にやったようにまた踏ん張るしかないです」

 アメリカでは無痛分娩が主流で、例えばカリフォルニア州にあるLucile Packard小児病院では、約80%が無痛分娩だという。ただし、州によってかなり差があると見られており、2018年に麻酔科学のアレクサンダー・J・バットウィック博士Alexander J. Butwickが発表した論文によると、無痛分娩の実施率が最も高いのはネバダ州で80.1%だったが、最も低いメイン州では36.6%だった。ちなみに、厚生労働省の調査によると、日本の無痛分娩率は8.6%。

 地域によっては、“無痛分娩は危険性が高い”や“自然分娩で産んでこそ母親”といった時代 遅れな考えがまだ残っているところは多いが、出産は産む側の体に大きな負担を与えるうえ、陣痛の始まりや、出産後の様々な痛みもあるため、無痛分娩を当然の選択とする女性は時代と共に増えている。とはいえ、マンディのような事情で難しいことも。彼女の元には、出産に向けて応援の声が多くのファンから集まっている。

(フロントロウ編集部)

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