障がいがある人もない人もみんなが一緒に楽しめるビーチづくりを目指すユニバーサルビーチプロジェクト。その一環として行なわれている「出張ユニバーサルビーチ」の実施都道府県が、全国の半数を突破した。(フロントロウ編集部)

障がいを持つ人も楽しめるビーチづくりを目指す「ユニバーサルビーチプロジェクト」

 夏の風物詩である海水浴は、障がいを持っている人やその家族は、行くことを諦めてしまうことが多いのが現状。例えば車いすでビーチを通ろうとすると車輪が砂にはまってしまうことなど、さまざまな問題がある。そんな背景から発足したのが、2017年春に神戸市須磨区の須磨ビーチで活動がスタートした「須磨ユニバーサルビーチプロジェクト」。

画像1: 障がいを持つ人も楽しめるビーチづくりを目指す「ユニバーサルビーチプロジェクト」

 障がいを持つ人やお年寄り、小さな子どもまで、誰もが楽しめるユニバーサルデザインなビーチを普及していく活動として、砂浜の上でも車椅子が通れる“ビーチマット”や水陸両用アウトドア車イス“ヒッポキャンプ”の普及を推進し、障がいがある人もない人もみんなが一緒に楽しめるビーチづくりを目指して、多くの人に海水浴の体験できる環境をつくってきた。

 その活動の一環として生まれたのが、ビーチマットや水陸両用車イスのレンタルをする「出張ユニバーサルビーチ」。

 2017年秋よりスタートしたこの取り組みは年々広がりを見せ、2022年8月に24都道府県30ビーチにまで広がり、全国の半数を突破した。

画像2: 障がいを持つ人も楽しめるビーチづくりを目指す「ユニバーサルビーチプロジェクト」

 今まで「出張ユニバーサルビーチ」が訪れたビーチは、七重浜(北海道)、高田松原海水浴場(岩手)、深沼海水浴場(宮城)、多賀城(宮城)、北泉海水浴場(福島)、由比ガ浜(神奈川)、茅ヶ崎(神奈川)、三浦半島(神奈川)、大洗(茨木)、館山(千葉)、船橋(千葉)、伊豆下田(静岡)、白須賀海岸(静岡)、柏崎番神(新潟)、若狭和田ビーチ(福井)、南知多(愛知)、磯ノ浦(和歌山)、潮芦屋ビーチ(兵庫)、新舞子(兵庫)、アジュール舞子(兵庫)、淡路島岩屋ビーチ(兵庫)、皆生温泉海遊ビーチ(鳥取)、渋川海岸(岡山)、北の脇(徳島)、小松海岸(徳島)、吉野川(徳島)、夜須(高知)、百道浜(福岡)、壱岐(長崎)、田ノ浦海岸(大分)。

 そのうち知多半島(愛知)、福岡(福岡)では、兄弟プロジェクトである一般社団法人南知多ユニバーサルビーチプロジェクト、NPO法人ももち浜ユニバーサルビーチプロジェクトが発足し、連携しながら活動を行なっている。

 ちなみにビーチ以外の活用では、余市町(北海道)、鶴岡市(山形)、富士見(長野)、鈴鹿(三重)、貝塚脇浜戎(大阪)、六甲山(兵庫)、神河町(兵庫)などのスポットも訪れている。

お問い合わせ先
NPO法人須磨ユニバーサルビーチプロジェクト PR事務局
担当:土原翔吾(email:sumauniversalbeach@gmail.com、TEL:080-3782-4405)

(フロントロウ編集部)

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