MCUは作品があり過ぎる? ハルク役のマーク・ラファロが『スター・ウォーズ』シリーズを引き合いに出しながら持論を語った。(フロントロウ編集部)

最新ドラマ『シー・ハルク:ザ・アトーニー』の配信を控えるMCU

 最新ドラマ『シー・ハルク:ザ・アトーニー』がディズニープラスにて8月18日(木)より独占配信されるMCU。2008年に1作目となる『アイアンマン』が公開されて以来、先月には29作目となる最新映画『ソー:ラブ&サンダー』が公開されたMCUは、ディズニープラスがローンチされて以降はドラマやアニメにも領域を広げている。

 MCUでハルクことブルース・バナーを演じてきたマーク・ラファロも出演するドラマ『シー・ハルク:ザ・アトーニー』で主演を務めるのは、ドラマ『オーファン・ブラック 暴走遺伝子』への出演で知られるタチアナ・マスラニー。

 タチアナが演じる本作の主人公ジェニファー・ウォルターズは、優秀な弁護士としてバリバリ働いていた最中、ある事故をきっかけに、突然“ハルクのパワー”を得てしまい、望まないのに手に入れてしまったアベンジャーズ最強の力のせいで様々な騒動に巻き込まれていくこととなる。

マーク・ラファロがMCUと『スター・ウォーズ』シリーズを比較

 ドラマ『シー・ハルク:ザ・アトーニー』はMCU作品としてフェーズ4にあたる作品で、マーベルは先日、フェーズ7までの計画があることを発表するなど、MCUはこれからも多くの作品が控えている。MCUは全作品が世界観を共有しているため、すべての作品を観ているほうが楽しめるのだが、最初から観直したいという時には膨大な時間がかかってしまうこともあり、“作品が多すぎる”という指摘が一部ではあるのも事実。

 今回、ハルク役のマーク・ラファロが英The Metroとのインタビューのなかで、そんな「MCUのコンテンツは多過ぎではありませんか?」という直球の質問に回答。MCU作品についての持論を語った。

画像: ドラマ『シー・ハルク:ザ・アトーニー』に出演する主演のタチアナ・マスラニーと、マーク・ラファロ。

ドラマ『シー・ハルク:ザ・アトーニー』に出演する主演のタチアナ・マスラニーと、マーク・ラファロ。

 マークはまず、「個人的にはそういったことは心配していません」と否定した上で、「作品たちがそれぞれ自分たちの道を進みながら、他の作品が付随してくるという風に理解しています。そうした中でも、マーベルはMCUの中でうまくやっていると僕は思っていて、コミックスでもそうですが、彼らは監督や俳優たちに、自分たちのスタイルやその人らしさに合わせてそれぞれの作品を創り直すことを良しとしているんです。マーベルは寛大にも、自分たちの作品にそうした要素を持ち込むことを許しています」と語って、それぞれの作品に独自のオリジナリティがあるとコメント。

 一方で、同じくディズニープラスなどで新作ドラマが配信されるなどして、続々と新作が制作されている『スター・ウォーズ』シリーズに言及し、「例えば『スター・ウォーズ』(のフランチャイズ)を観た時には、毎回ほとんど同じバージョンの『スター・ウォーズ』を観ているように感じるわけです」とマーク。

 「ちょっとしたユーモアはあったかもしれないですし、少し異なるバージョンのアニメになっていたかもしれませんが、実際にはいつも同じような世界観にありますよね」と、彼としては『スター・ウォーズ』シリーズはどの作品も同じような世界観を持っていると持論を語った上で、「ですが、マーベルでは同じマーベルユニバースの中でも、完全に異なるフィーリングを持たせることができるのです」とコメントした。

 同じディズニー作品である『スター・ウォーズ』シリーズを否定するようにも取れるマークの発言にはちょっぴりヒヤッとさせられるが、彼はそれだけ、MCUの作品それぞれが持っているオリジナリティを誇りに思っているということだろう。ちなみに、SNS上では今回の発言を受けて、“マーク・ラファロがMCUと『スター・ウォーズ』の戦争を勃発させた“などと話題になっており、双方のファンから様々な意見が寄せられている。

 そんな彼の最新作であるドラマ『シー・ハルク:ザ・アトーニー』はディズニープラスにて8月18日(木)より独占配信がスタートし、毎週木曜日に新着エピソードが追加されていく。(フロントロウ編集部)

 

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