© Slim 80 Days / Federation Entertainment / Peu Communications / ZDF / Be-FILMS / RTBF (Télévision belge)– 2021,Photographer: Joe Alblas / Design by TEA Entertain | © Slim 80 Days / Federation Entertainment / Peu Communications / ZDF / Be-FILMS / RTBF (Télévision belge)– 2021
“80日間で世界一周することは理論的に可能”という記事と、ビッグマウスな賭けをきっかけに、80日での世界一周に挑戦することになった3人組のアドベンチャーを追うBBCの人気ドラマ『80日間世界一周』がついに日本上陸。3人組のひとり、アビゲイル・フィックス役のレオニー・ベネシュのインタビューを独占解禁。(フロントロウ編集部)

製作費66億円! 80年代の大冒険を描く

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 9月16日(金)よりスターチャンネルEXにて配信される英BBCの大ヒットドラマ『80日間世界一周』は、「80日間で世界一周することが理論的に可能になった」という新聞記事を読んだ臆病者な資産家フィリアス・フォッグ(デヴィッド・テナント)が、自分は臆病者ではないことを証明するために2万ポンドの大金を賭けて80日間で世界一周すると宣言し、ちょっとズル賢いフランス人従者のパスパルトゥー(イブラヒム・コーマ)と、記事を書いたジャーナリストのアビゲイル・フィックス(レオニー・ベネシュ)の3人で80日後のクリスマスイブまでに世界をぐるりとまわってロンドンに戻ってこようとするアドベンチャー作品。

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 1872年出版のジュール・ヴェルヌによる名作冒険小説を原作としたドラマは、“80日間の世界旅行”を的確に再現するために、約66億円もの製作費と3,000人のクルーを起用し、世界各国のロケ撮影を行なったほか、時には建設に2ヵ月も費やしリアルなセットを構築。最新VFXに加え、『DUNE/デューン 砂の惑星』のハンス・ジマー制作の音楽の助けも借り、臨場感のあるアドベンチャーを描きだしている。

 2021年10月カンヌ国際映画祭でプレミア上映された本作は、12月にイギリスでの放送が始まる前にシーズン2の制作が発表されたほどの、英BBCの肝いり作品。

実在の女性がモデル! レオニー・ベネシュがフィックス役を語る

 この度、フォッグの旅仲間となるアビゲイル・フィックス役のレオニー・ベネシュのインタビューが到着。彼女が演じるフィックスは、実際に80日間で世界一周をした女性記者の先駆者ネリー・ブライがモデルとなっている。

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 ドイツ生まれのレオニーは カンヌ映画祭のパルムドール、ゴールデングローブ賞などを受賞したミヒャエル・ハネケ監督の『白いリボン』のエヴァ役で世界中から注目され、ドラマではドイツのヒットドラマ『バビロン・ベルリン』で「ドイツ演技賞」を受賞、『カウンターパート/暗躍する分身』などに出演し、英国王室を描く大ヒットドラマ『ザ・クラウン』ではフィリップ殿下最愛の姉、セシリアを演じたことも記憶に新しい。また『ゲーム・オブ・スローンズ』のプロデューサーが手掛ける海洋SFサスペンスドラマ『THE SWARM』では木村拓哉と共演することも決定している注目俳優でもある。

ジュール・ヴェルヌの『八十日間世界一周』をご存じでしたか?

子供の頃冒険小説を読むのが大好きだったので、もちろん知っていましたが、どれほど人気があったかを知ったのは、イギリスに引っ越してからです。ドイツではそれほど知られていないんですよ。1956年版の映画も観ました。

演じられた役柄、アビゲイル・“フィックス”・フォーテスキューについて教えてください。

フィックスは、非常に型破りな若い女性です。お父さん子で、甘やかされて育ちました。20代半ばで未婚、子どももおらず、自分のキャリアだけを考えている。でもそれは、父親のバーナード・フォーテスキュー(ジェイソン・ワトキンス)がデイリー・テレグラフ紙のオーナー兼編集長であるという恵まれた環境のおかげでもあります。彼女は自分の才能を信じていて、理論的には世界のことをよく知っていますが、実際にイギリス以外の国に行ったことはありません。

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物語の発端となる、フィックスが書いた記事について教えてください。

第1話でフィックスは、現代の交通手段を使えば、理論的には80日で世界一周が可能だという記事を書き、父親は彼女の記事を男性の名前で掲載します。それが親子喧嘩の原因となるのです。フォッグ(デヴィッド・テナント)はこの記事に心動かされ、80日間で世界を一周するという冒険に出発することになります。

フィックスは、デイリー・テレグラフ紙の現場スタッフには尊敬されていますが、父親を含む上層部からは仕事ぶりを認めて貰えていないですよね。

フィックスは父親に愛されていることをわかっていますが、自分の記事を架空の男性記者のものにされたことで、今後のキャリアが不安になります。フォッグとパスパルトゥーと一緒に世界旅行をしてレポートをし、この男社会で自分の存在を証明しようとするのです。自分がジャーナリストになるべくして生まれてきたことを父親に認めさせたいのです。

第1話のパリの気球のセットはいかがでしたか?

最初にスタジオで気球のセットの一部を見たんです。素敵だと思いましたが、撮影現場で打ちのめされました。 本当に素晴らしくて!本編では更に感動すると思いますよ。

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衣装デザイナーのケイト・カリンが作り上げた19世紀の衣装を身につけたご感想は?

衣装デザイナーのケイトは天才です。19世紀を舞台にした作品なので、お尻にパッド、コルセット、小さな傘など、現実的に旅行するのは難しそうな衣装を想像していたのですが、とても動きやすくて素敵でした。コルセットはしてますけどね。ケイトが世界中から取り寄せたファブリックが大好きでした。また、私のためにハンドメイドされた素晴らしいブーツも気に入っています。デヴィッドとイブラヒムの衣装も素敵ですよ。

砂漠でのラクダとの共演はいかがでしたか?

撮影で2頭のラクダに乗りましたが、素晴らしい子たちでした。大きな美しい目とふわふわの耳が可愛くて。スケジュールに「ラクダのオリエンテーションの日」と書かれていたときは、楽しみで大興奮してしまいました(笑)。

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アクションシーンはどうでしたか?

デヴィッド(・テナント)と一緒に走るアクションシーンが大変でした。彼は私よりずっと背が高くて、とても足が速いのです。私のためにスピードを落とし続けなければならなかったのでとても心苦しくて。申し訳なくてパニックになりそうでしたが、きっと面白く映っているかと思います!

フィックスは冒険を通してどのように成長していくのでしょうか?

フィックスが、ジャーナリストとして、これまでとは違うことをしようと決心した人間として、もう少し肩の力を抜いて自信を持てているといいなと思います。旅の終わりには頑固なところが少しは柔らかくなっているでしょうか?

 全8話のドラマ 『80日間世界一周』 は、「スターチャンネルEX」で字幕版が9月16日(金)より配信開始。その後、毎週1話ずつ更新される。BS10 スターチャンネルでの放送は10月6日(木)23時から。10月2日(日)には第1話の無料放送が予定されている。

(フロントロウ編集部)

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