アマゾンのアレクサが「うんち」の話題に反応
文字が書けなくても声でコミュニケーションが取れるため、小さな子どもたちの話し相手として活躍することも多いアマゾンによるAI音声アシスタントのアレクサ。そのため、アレクサは子どもの相手をすることに慣れているよう。それどころか、時には保護者のような対応を見せるのだ。
あるインターネットユーザーが、アレクサに「うんちしちゃった」と報告してみたところ、アレクサの反応は…?
「おめでとう!」いう返事に加えて、花火の音らしきものまで!
アレクサにうんちの報告をした人物は子どもではなかっただろうが、アレクサの反応は、子どもがトイレトレーニング中の保護者のよう。子どものトイトレはめちゃくちゃ大変なの、子どもがうんちに成功したら、アレクサのように喜ぶ保護者は多いはず。
アレクサが知る“うんちの歌”は大ヒット
また、アレクサはうんちで子どもを楽しませることもできる。米Buzzfeedの記者であるケイティはある日、彼女の5歳の子どもが「Poopy diaper(うんちまみれのオムツ)」という曲をアレクサにリクエストしているところを目撃してびっくり。アマゾンによるアレクサでは、当然Amazonミュージックともコネクトできるうえ、Amazonミュージックにはタイトルにpoop(うんち)という単語が含まれる音楽が多くあるのだ。そしてケイティの調査で、多くの子どもたちがそれらの音楽を楽しんでいることが分かった。
「Poopy diaper」の作曲者であるマイク・ビーレンバーグは、この曲によってAmazonミュージックから得た収入は3,000ドル(約40万円)ほどだったそうだが、なかにはかなりの金額を手にした人も。
「Poopy Stupid Butt(うんちまみれのバカなお尻)」という曲を作ったジョーイ・ヘルピッシュとクリステン・ミューアは、新型コロナウイルスのパンデミックで音楽の再生回数が激増。この曲の収入は、それまでは月に100ドル(約1万4,000円)ほどだったが、コロナ禍を経て、これまでに1万ドル(約140万円)ほどを得たという。2人はオレゴン州で自閉症の子どもたちのための音楽学校を運営しており、この曲は子どもたちとの授業のなかで生まれたものだそう。
そして、「Poop Poop Poop Poop Song(うんちうんちうんちうんちの歌」を手掛けたマット・ファーリーは、SpotifyやiTunesといったプラットフォームからよりもAmazonミュージックから多くの金額を受け取っていると明かす。その事実からは、子どもたちやその保護者たちが、アレクサを使ってうんちの曲を探し当てていると予想ができる。また、前述のジョーイとクリステンの楽曲がコロナ禍で再生回数が増えたというのも、家にいる時間が増えた子どもや保護者がアレクサにうんちの歌を求めた可能性は高いはず。
子どもはうんちが大好きなのだ…。ちなみに、うんちよりは人気がないかもしれないが、「オナラ」も人気。過去には、アレクサがいろいろなオナラの音を出し、それを聞いた子どもたちが大爆笑する動画が話題になった。
(フロントロウ編集部)