2023年に創立100周年を迎えるウォルト・ディズニー・カンパニーの100周年記念作品『ウィッシュ』より、ヒロインが描かれたファーストルックが解禁した。(フロントロウ編集部)

17歳のアーシャを主人公に、“願いの力”を描くミュージカル作品

画像: 17歳のアーシャを主人公に、“願いの力”を描くミュージカル作品

 1923年10月16日にウォルト・ディズニーと彼の兄によって設立された、ディズニー・ブラザース・カートゥーン・スタジオ。“アニメーション”が原点であるディズニーが、100周年を飾る記念作品として公開するのが、アニメミュージカル映画『ウィッシュ』。

 『ウィッシュ』は、長きにわたりディズニー作品が描き続けてきたそんな“願いの力”を真正面から描く、100年の歴史の集大成とも言うべき作品。これまでディズニー作品の主人公たちは強く願う力で道を切り開いてきたが、本作はそんなどの作品の世界より前から存在するファンタジーの世界、どんな“願い”も叶うと言われている “ロサス王国”を舞台にした物語。主人公となる17歳のアーシャは、前向きで明るく、リーダーの素質を持ち、王国の人々を大切に思っているのだが、ある出来事によって王国に隠された秘密を知り、ディズニーの歴史で最も恐ろしい敵と対峙し、立ち上がることを決心する。

水彩画×3Gアニメーションという懐かしくも新しいアニメ作品

 今回解禁となったファーストルックでは、ヒロインのアーシャと相棒となるヤギのヴァレンティノが木に座り、無数の“願い星”が輝く夜空に包まれた王国を、愛おしむように見つめている姿が描かれている。制作にあたり、ウォルトの初期の長編作を参考に、古典的映画とコンテンポラリーをミックスしたアイディアを取り入れ、タイムレスな水彩画と、3Dアニメーションをブレンドした新たな描き方を開発したディズニー。ファーストルックからは、懐かしくも新しい質感が感じられ、ディズニー100年の歴史の集大成でもありこれからの方向性を指し示す、誰も観たことがない新たなアニメーションの完成が大いに期待される。

画像1: 水彩画×3Gアニメーションという懐かしくも新しいアニメ作品

 監督は、『アナと雪の女王』1、2作目を手掛けたクリス・バックと、『アナと雪の女王』や『ズートピア』などのストーリーアーティストを担当したファウン・ヴィーラスンソーン。脚本は、『アナと雪の女王』1、2作を手掛け、現在はディズニー・アニメーション・スタジオのクリエイティブ・オフィサーでもあるジェニファー・リーが担当。プロデューサーは『アナと雪の女王』を手掛けたピーター・デル・ヴェッコと、『ミラベルと魔法だらけの家』『アナと雪の女王2』を担当したフアン・パブロ・レイジェスが務め、ディズニー・レガシーを受け継いできた世代の違うメンバーが初のタッグを組み、ディズニーの集大成となる作品を誕生させる。

画像2: 水彩画×3Gアニメーションという懐かしくも新しいアニメ作品

 100周年を記念する本作について監督のクリスは、「ウォルト・ディズニー・アニメーションの100周年を祝福する映画を作ることができるなんて、本当に特別なことなんだ。この映画はとても独創的。独創的な音楽にキャラクター、そしてストーリー。でも、ウォルト・ディズニー・アニメーションの伝統はしっかり受け継いでいる。ウォルトが世界にもたらしたものや、いかにして僕たちがウォルトにインスパイアされてストーリーテラーになったかという点でね。」とウォルトへの敬意を込めて制作したそう。また、ファウンは100周年を飾るタイトルでもあるウィッシュ“願い”について「私たちはキャラクターが星に願いをかけるところが大好きなの。私たちは、あれは何なんだろう?と深く考えたのよ。星に願いをかけるというのはどこから来たのだろう?夢を追うというのはどういう意味なのだろう?ってね。」と、本作がこれまでの長いディズニー・アニメーションの歴史から着想を得たことを明かした。

アリアナ・デボーズが、D23 Expoで「More for Us(原題)」世界初披露

 ディズニー最大のファンイベント「D23 Expo」にて、ディズニー&ピクサー映画のプレゼンテーションのトリを飾った映画『ウィッシュ』。本作の主人公アーシャの声優に抜擢された、『ウエスト・サイド・ストーリー』で第94回アカデミー賞助演女優賞を受賞したアリアナ・デボーズが登壇し、ジュリア・マイケルズが制作した劇中歌「More for Us(原題)」を生で初披露。

画像1: アリアナ・デボーズが、D23 Expoで「More for Us(原題)」世界初披露

 今回お披露目となった楽曲「More for Us(原題)」は、アーシャがロサス王国の危機を知った時、星に強く“願い”をかける重要なシーンで歌われる曲。監督のクリスはこの楽曲について「劇中で最初の方に登場する歌の1つで、“願い”について歌った華麗なバラードなんだ。愛する人たちのための“願い”の気持ちがアーシャの中でどんどん強くなっていく様を表現した歌だよ。すごく美しいメッセージだと思う」と明かしており、『アナと雪の女王』の「レット・イット・ゴー」や『リトル・マーメイド』の「パート・オブ・ユア・ワールド」など、ヒロインの心情を表現したディズニー作品の
楽曲の中でも、とくに強い“願い”が込められた一曲になっている。

 ヒロインの繊細な感情を表現した歌詞が、アカデミー賞女優アリアナ・デボーズの、芯があり美しく力強い歌声と共に音楽にのることで、人の心を揺さぶる壮大な仕上がりに。歌唱が終わると、聞き入っていた観客からは割れんばかりの大歓声と拍手が沸き起こり、早くもこの一曲で100周年作品としてのクオリティの高さが予見された瞬間となった。

画像2: アリアナ・デボーズが、D23 Expoで「More for Us(原題)」世界初披露

 今回音楽を担当するのは、第60回グラミー賞主要2部門にノミネートし、ジャスティン・ビーバー、エド・シーランら有名アーティストへの楽曲提供をするなど、世界的ヒット・ソング・ライター兼アーティストとして活躍しているジュリア・マイケルズ。「More for Us(原題)」がお披露目されたことで、ミュージカルナンバーにもますます注目が集まっており、ディズニー音楽の巨匠アラン・メンケンや『アナと雪の女王』のロバート&クリステン・ロペス夫妻に続く、ディズニー新世代の作曲家として礎を築く存在となりそうだ。

 ディズニー100周年記念映画『ウッシュ』は2023年冬、全国公開。(フロントロウ編集部)

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