さらふわ「マット肌」が再びトレンド
顔全体の雰囲気をも左右するベースメイク。とくに、この数年間はナチュラルなツヤ肌が大ブームだったけれど、今年に入ってから「マット肌」の注目度が再び上昇。
実際に2022-23年秋冬コレクションでも、1990年代~2000年代のファッションが再注目されていることもあり、それに合わせて90年代に大流行した陶器のようになめらかでパウダリーなマット肌のモデルがランウェイを歩くなど、早くもトレンドの兆しを見せている。
一方で、ただ単にマット肌にするだけでは、どこか古い印象のベースメイクに見えてしまう可能性も…。そこで今回は、セレブを数多く手がける人気メイクアップアーティストのロビン・ブラックが、今っぽい抜け感のある「マット肌」のつくり方のコツを米Byrdieで紹介した。
今っぽいマット肌メイクを叶えるコツ
ロビンによると、マット肌メイクが古臭く見えてしまう最大の原因は、メイクの厚塗り感。
ロビンは「マット肌メイクは、上手に仕上げれば洗練された印象に見えますが、下手にすると超時代遅れに見える可能性があります」と忠告。「そのため、ファンデーションの使用量を上手に調整して、なるべくメイクの厚塗り感を出さないようにするのがポイントです」と明かした。
化粧下地は「マットタイプ」を選ぶ
ロビンいわく、なるべくファンデーションの使用量を減らすために、はじめにテカリ防止下地など“自然なマット効果”がある化粧下地を使って肌の土台を整えるのがオススメ。
こうすることで、あらかじめ肌の余分なテカリやツヤがおさえられるので、あとから塗るファンデーションの使用量も減り、結果としてマット肌メイク特有の「厚塗り感」を軽減できるそう。
ファンデは「ごく少量」だけ使う
ファンデーションについては、マット仕上がりのファンデーションを「ごく少量だけ」肌にのせるのがベスト。また顔全体に塗ってしまうと、マットすぎて古い印象を与える可能性があるので、“顔の中心”にのみ塗るのもポイントなのだとか。
「フェイスパウダー」でマット感を演出
ほかにも、どうしても肌の乾燥が気になる場合は、保湿力のあるリキッドファンデーションを使うのもアリ。
ロビンは「乾燥肌にマット仕上がりのファンデーションを重ねると、粉吹きしたり、ひび割れたりする恐れがあります。そういった場合は、マットでなくても構いません」と話し、代わりフェイスパウダーを使ってマット感を演出するようアドバイス。
ロビンは「たとえば、しっとりとしたうるおいのあるリキッドファンデーションから始めて、RMS Beautyのティンテッド アン パウダーのようなシリカ配合のフェイスパウダーを上から重ねるのもいいですね。しっかりマットな質感に仕上がります」と明かした。
いまトレンドに急浮上しているマット肌メイク。とくにメイク崩れしにくいマット肌は、マスクとも相性が良いベースメイクなので、これを機にいつものメイクをアップデートするのもいいかも。(フロントロウ編集部)