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2023年に開催されるNFLの頂上決戦であるスーパーボウルのハーフタイムショーにリアーナが出演することが決定した。(フロントロウ編集部)

リアーナが第57回ハーフタイムショーに出演

 これまでビヨンセ、レディー・ガガ、ブルーノ・マーズ、ザ・ウィークエンド、そして2022年はドクター・ドレ、スヌープ・ドッグ、エミネム、メアリー・J・ブライジ、ケンドリック・ラマーが出演したNFLの頂上決戦スーパーボウルのハーフタイムショー。

画像: リアーナが第57回ハーフタイムショーに出演

 2023年のスーパーボウルは、米時間2月12日にアリゾナ州グレンデールのステート・ファーム・スタジアムで開催されることが決定していたが、ハーフタイムショーでパフォーマンスするアーティストも決定。

 第57回スーパーボウルのハーフタイムショーを担当するのは、なんとリアーナ。リアーナは2016年にリリースしたアルバム『アンチ』以降、フィーチャリングアーティストとして楽曲を出すことはあっても、自分の曲はリリースしていない。そんなリアーナが最近スタジオに出入りする姿がよく目撃されており、ついに新曲をリリースするのではとウワサになっていた矢先、発表されたハーフタイムショーでのパフォーマンス。

長年不仲だったリアーナとNFL

 じつはリアーナは、2019年のハーフタイムショーに出演するアーティストの候補になっていたと言われていたものの、結局は白紙に。

画像1: 長年不仲だったリアーナとNFL

 計画のとん挫の背景には、NFLの選手たちによるテイク・ア・ニーという抗議運動があった。

 2017年~2018年にアメリカ国内で人種問題に抗議するため、試合で国歌斉唱中にひざをつく、通称「テイク・ア・ニー」という行為が一部の選手のあいだで急増したことがドナルド・トランプ米大統領をはじめとする保守派の反感を買い、NFLは選手の抗議活動を禁止に。そして最初にひざをつく抗議活動を行ったコリン・キャパニックが、どのチームとも契約ができない状況となった。

画像2: 長年不仲だったリアーナとNFL

 そのため、保守派に肩入れしたNFLの姿勢に不満を示すセレブが多く、リアーナは2019年のスーパーボウル当日に「私たち(自分とNFL)は不仲」というコメントをインスタグラムに投稿したほど、NFLとは険悪な仲だった。

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ジェイ・Zの介入でNFLと和解?

 しかし、その後ビヨンセの夫でラッパーのジェイ・Zが運営するロック・ネイションが、NFLとパートナーシップを組むことを発表。ハーフタイムショーをはじめ、エンタメ関係のコンサルタント業務を行なっているほか、NFLが最近立ち上げた雇用機会の平等を目指すキャンペーンの一環である、インスパイア・チェンジなどで協力。

 リアーナにとってジェイ・Zは自身をトップアーティストに育ててくれた恩師の1人。そのこともあってか、リアーナは2022年に開催されたスーパーボウルには恋人のエイサップ・ロッキーと一緒に観客として参加。これにてリアーナとNFLの確執は雪解けしたと言われていた。

画像: ©kodaklens

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 ジェイ・Zは今回リアーナがハーフタイムショーに出演することについて「リアーナは世代を代表する才能の持ち主であり、謙虚な生い立ちを持ち、ことごとく期待を超えてきた人物です。バルバドスという小さな島で生まれ、史上最も著名なアーティストの1人となった人物。ビジネスとエンターテインメントにおいて自らの力で成功しました」と声明を出している。

画像: ジェイ・Zの介入でNFLと和解?

 ちなみにこれまでハーフタイムショーはペプシの提供で行なわれていたものの、2023年からはApple Musicがスポンサーに。

 約6年ぶりに音楽業界に復帰するリアーナは、どんなパフォーマンスを見せてくれるのか今から期待したい。(フロントロウ編集部)

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