ラスベガスで豪華フェスティバル「JBL FEST」が開幕。初日となった現地時間9月27日のステージに登場した、ビービー・レクサによるヒット曲満載の貴重なライブをレポート。(フロントロウ編集部)

ラスベガスで豪華フェスティバル「JBL FEST」が開幕

 ラスベガスを舞台に現地時間9月27日から29日にかけて行なわれている、世界最大級のオーディオブランドであるJBL(ジェービーエル)が主催する豪華フェスティバル「JBL FEST」。前回から3年ぶりに開催された、今年で4回目を迎えるこのフェスティバルでは、メイン会場であるヴァージン ホテルズ ラスベガスの全体を使いながら、JBLが提供する音楽の魅力を体感することができる。

画像: ホテルのエントランスで来場者を出迎える「WELCOME TO JBL FEST」のサイン。

ホテルのエントランスで来場者を出迎える「WELCOME TO JBL FEST」のサイン。

画像: ホテルの中へと足を踏み入れると、至るところにJBL FESTのボードが。トランプ風にデザインされた出演者たちの写真も見ることができ、多くの来場者たちが記念撮影をしていた。

ホテルの中へと足を踏み入れると、至るところにJBL FESTのボードが。トランプ風にデザインされた出演者たちの写真も見ることができ、多くの来場者たちが記念撮影をしていた。

 JBL FESTの会場では、今年発売されるポータブルBluetoothスピーカーである「PULSE 5」の展示を始め、JBLの祭典らしく、ブランドの新製品やロゴを使った様々なアイテムが展示されているが、フェスティバルのメインイベントとなっているのは、ブランドのアンバサダーを務めている世界を代表するアーティストたちによるライブパフォーマンス。

画像: メディア関係者などが利用できるラウンジで一際目立っていた、色彩豊かな光を放つ「PULSE 5」が一面に飾られたウォール。

メディア関係者などが利用できるラウンジで一際目立っていた、色彩豊かな光を放つ「PULSE 5」が一面に飾られたウォール。

 今年はビービー・レクサドージャ・キャットザ・キッド・ラロイマーティン・ギャリックス、タイガーリリーらによるパフォーマンスが3日間にわたって披露され、初日となった現地時間9月27日のメインイベント「HOUSE of JBL」では、ビービーがメインパフォーマーを務めた。

画像: 会場内のブースで記念撮影を行なったビービー・レクサ。

会場内のブースで記念撮影を行なったビービー・レクサ。

画像: 「HOUSE of JBL」の会場。

「HOUSE of JBL」の会場。

画像: 「HOUSE of JBL」では、ビービーをイメージしたオレンジフレーバーのオリジナルカクテル「BEBE ROX」を飲むこともできた。

「HOUSE of JBL」では、ビービーをイメージしたオレンジフレーバーのオリジナルカクテル「BEBE ROX」を飲むこともできた。

ビービー・レクサがJBL FEST初日のステージに登場

 ジュピター・プロジェクトによるDJプレイや、シンガーソングライターのベラ・モルデンによるパフォーマンスを経て、定刻の22時を回ると、JBLを所有する米ハーマンインターナショナルのCEOであるマイケル・マウザー氏が登壇。JBLの創業75年以上の歴史について、「JBLは音楽イベントへの(スピーカー提供などの)貢献を通じて、音楽の歴史においてユニークな成長を遂げてきました」と振り返った上で、「私たちはここで立ち止まるつもりはありません。これからもこの道を進み続けます」と力強くスピーチ。オーディエンスやチームへの感謝を伝えて、アンバサダーであるビービーを出迎えた。

画像1: ビービー・レクサがJBL FEST初日のステージに登場

 この日のビービーの衣装は、彼女を象徴するファッションの1つと言える、全身黒のラテックスの衣装。ダンサー2人を引き連れてステージに登場したビービーだが、バンドメンバーの帯同などはなし。ステージに置かれているのはJBLのスピーカーのみという、これまで多くのライブ会場などに音響装置を提供してきた歴史のあるJBLだからこそできるステージセットだった。

 ビービーのステージのオープニングを飾ったのは、彼女の初期の代表曲の1つである、Gイージーとのコラボ曲「Me, Myself & I」。バックスクリーンには2021年にリリースした最新作のタイトルである『Better Mistakes(ベター・ミステイクス)』の文字も映っていたが、ビービーは同作を引っ下げたツアーを未だ行なっていないどころか、同作のリリース以降は数える程度しかステージでパフォーマンスを行なっていない。初来日公演の実現も待望されている彼女だが、最近はライブで観る機会が限られているビービーを観られる貴重な機会をこのような形で提供できるのも、アンバサダーを務めているJBLが主催するフェスティバルならでは。

 力強い歌声で初期の代表曲をパフォーマンスしたビービーが、「ハーイ。私はビービー・レクサ。JBLの皆さん、私を呼んでくれてありがとう」と感謝を伝えた後で披露したのは、「いつもやっている曲」だという、2018年リリースの「I'm a Mess」。恋人との別れを経験した後で、愛情を自分に向けようとする心境を歌うこの曲を、腕の筋肉を示すような振り付けと共にパフォーマンスしたビービー。必ずしも自分のファンだけが集まっているとは限らないステージでも、観客をエンパワーすることを忘れないところが、女性たちをエンパワーするアンセムを多く持つ彼女らしかった。

画像2: ビービー・レクサがJBL FEST初日のステージに登場

 ビービーは続けて、「これがなかったら今の私はなかった」と振り返った上で、エミネムとリアーナに提供した「The Monster」のセルフカバーのパフォーマンスを披露。ソングライターとしてキャリアをスタートさせた自身が、ソングライターとして手がけた代表曲の1つを、エミネムのラップ・パートがない「私が書いたバージョンだよ」と紹介して、リアーナに勝るとも劣らないパワフルな歌声でパフォーマンスしてオーディエンスを盛り上げた。

チャート席巻中の「I’m Good (Blue)」などヒット曲満載のステージを披露

 「The Monster」をパフォーマンスするにあたり、ビービーは自身のレパートリーについて「ロックもダンスもカントリーもある。それが私のキャリア」と笑いながら語っていたが、様々なジャンルの楽曲を書き、チャートの上位に送り込むことができるのがビービーのシンガーソングライターとしての強み。続けて、「次はダンスソングだよ。楽しもうね」と紹介して、ザ・チェインスモーカーズとの「Call You Mine」を披露。ここから、ダンスミュージックのセクションへと突入していく。

 DJによるオープニングパフォーマンスで温まっていたフロアを「Call You Mine」でさらに盛り上げた後で、ビービーが披露したのは、J.バルヴィンと共に参加したデヴィッド・ゲッタとの「Say My Name」。2人のダンサーと共に妖艶なダンスを披露したビービーはここで、エンターテイナーとしての実力をさらに解放し、“踊れること”&“お尻を振れること”という条件を満たした2人を観客席からステージに迎え入れて、2人のダンスバトルを開催することを宣言。観客とのインタラクティブな空間を作り上げていく。

画像1: チャート席巻中の「I’m Good (Blue)」などヒット曲満載のステージを披露

 看護師だというテイラーさんと、YouTuberだというマークさんがステージへと上がり、続けて披露された、これまたデヴィッド・ゲッタとの「Hey Mama」のパフォーマンス中にダンスバトルを繰り広げたのだが、「圧倒された」というビービーの審査結果は引き分け。「ラウンド2をしよう」という呼びかけでさらに新たに2人をステージに迎え入れた後で、今度は先にステージに上がっていたコンビとの2対2のダンスバトルを実施。観客に審査を委ねて、テイラーさんとマークさんのコンビの勝利という結果に終わった。

 オーディエンスとの交流で大いにフロアを盛り上げた後で、黄金コンビであるデヴィッド・ゲッタとのコラボ曲連発のセクション最後の曲として披露されたのは、もちろん最新シングルの「I’m Good (Blue)」。米Billboardのグローバル200チャートで3位にランクイン中という、絶好のタイミングでのパフォーマンスということもあり、イントロの時点で大きな歓声があがったのが印象的だった。

画像2: チャート席巻中の「I’m Good (Blue)」などヒット曲満載のステージを披露

 全世界で大ヒットを記録している「I’m Good (Blue)」でデヴィッド・ゲッタとの共作曲のセクションを締めくくったビービーが、「次は愛についての曲。愛が世界を回してると思う。これが最後のダンスソングだよ」と宣言して次に披露したのは、共にJBLのアンバサダーを務めているマーティン・ギャリックスとの「In The Name Of Love」。

 立て続けにダンサブルなヒット曲たちを連投して、フロアを踊らせ続けた後でも、ここで終わらずにさらにヒット曲が控えているのがビービーのすごいところ。2020年10月よりJBLのアンバサダーを務めている彼女は「JBLのアンバサダーに就任して2年が経とうとしています。JBLありがとうございます」と感謝を伝えて、最後の曲としてフロリダ・ジョージア・ラインとの「Meant To Be」をパフォーマンス。最後まで圧巻の歌声で観客を魅了して、ヒット曲満載のステージを締めくくった。(フロントロウ編集部)

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