キット・ハリントン、『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』をどう思う?
ジョージ・R・R・マーティンの原作を基としたドラマ『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』は、『ゲーム・オブ・スローンズ』で受けた批判から学んだうえで、その世界観を再構築したとして大ヒットを記録中。シーズン2の制作も決定しており、本シリーズもロングランになる期待がかかる。
そんな本作について、『ゲーム・オブ・スローンズ』に出演した俳優もポジティブな感想を持っているよう。ジョン・スノウ役で知られるキット・ハリントンが、カナダのETによるインタビューで、こんな反応を見せた。
「とても楽しんでいます。友人のミゲル・サポチニクがショーランナーを務めていますし、とても楽しんでいます。素晴らしい作品を作ったと思います。同じ領域で完全に新しいドラマをスタートして、その個性を生み出すというというのは奇妙なことでもある。しかし制作陣はそれをやったと思います」
『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』を楽しんでおり、エピソードもすべて見ている様子のキット。しかしじつは彼、ドラマの放送前には切ない気持ちを明かしていたことも。
「自分のなかに、あの(オリジナルの)作品に感情的な繋がりがあります。だから他の人が、僕たちがこの数年間着ていたものに似ている服や衣装を着るのを見て、同じ音楽やスタイル、トーンの作品だけど自分はそこにいないというのは、いつでも…、心が少し痛くなるでしょうね。もちろん、スピンオフは見るし、作品を指揮するミゲルをサポートする。最高のものになってほしいと思っていますが、あの物語は自分の心に近すぎて、もちろんだけど、そこに少し痛みはあります」
とはいえ、『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』が始まってみれば、『ゲーム・オブ・スローンズ』と違った個性を持つ作品であることが分かり、月日も経ったこともあるだろうが、キットも楽しめるものになっていたのだろう。
ちなみに、ジェイミー・ラニスターを演じたニコライ・コスター=ワルドーも、『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』の予告編を見た際に似たような感想を述べており、「とても馴染みがあるように見えました。ショーランナーのミゲルは、『ゲーム・オブ・スローンズ』におけるいくつかの大きなエピソードの監督でもあるので、『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』を見る時には非常に非現実的な感じがするでしょうね」と米Peopleのインタビューでコメントしていた。『ゲーム・オブ・スローンズ』のキャストたちがどのような感想を抱いているのか気になるところ。
(フロントロウ編集部)