全世界で1,000万部以上の発行数を記録し、アニメ化もされた人気コミック作品『BEASTARS』(板垣巴留 作、週刊少年チャンピオン連載)と、8月に初来日も果たした、イタリアの大人気ロック・バンド“マネスキン”が奇跡のジョイント!

ヴォーカルのダミアーノは大のアニメ好き

 8月の初の来日公演をX JAPANやLUNA SEAのメンバーが訪れたり、ヴィクトリアが片胸を出してパフォーマンスする理由がサマーソニックで話題になったりと、たくさんの話題を振りまいたマネスキン。メンバーたちは日本文化にも関心が深く、なかでもヴォーカルのダミアーノ・デイヴィットは日本のアニメの大ファンとして知られており、パンデミック以降は1年中アニメばかり見続ける時期もあったという。そんな彼のお気に入りアニメのひとつは、擬人化された動物たちが複雑なサスペンスと人間ドラマを繰り広げる異色の物語で世界的にヒットした『BEASTARS』。

 そしてこのたび、初来日を記念して原作者の漫画家・板垣巴留氏がマネスキンのメンバーをイラスト化する夢のコラボが実現! 8月18日に行われたマネスキンの単独公演(東京:豊洲PIT)の楽屋で、メンバーと作者の板垣氏が初対面を果たし、板垣氏がラフ画を持参。ラフ画の段階でも完成度が非常に高く、メンバーも喜びと驚きを隠さなかった。終始和やかなミーティングが進行し、両者は完成形についてディスカッション。マネスキンと『BEASTARS』のキャラが共演する奇跡のコラボレーション・イラストが完成した。

画像: マネスキンと板垣巴留氏の集合写真。

マネスキンと板垣巴留氏の集合写真。

画像: ヴォーカルのダミアーノは大のアニメ好き

【マネスキン×板垣先生 ミーティング映像】

ダミアーノと板垣氏がコメント発表

 今回の「BEASTARS」とのコラボレーションについてダミアーノは、こうコメント。

 「“BEASTARS”の世界の中に自分たちがちょっとでも関わることができて、ものすごく光栄な出来事だと思っています。EASTARSは僕がもっとも大好きな作品のひとつです。キャラクターは動物なんだけども、人間以上に人間くさく描かれていて、そのキャラクターたちが織り成す世界観―この世界観を思いついた発想/アイデアというのが本当にすごいと思うし、見ていると彼らが動物として描かれていることを忘れてしまうくらい、すごく人として共感することがたくさんあります。今まで見てきた作品の中で、多分一番深い意味が込められている物語だと思います」

 また作者の板垣氏は、「お会いした時の4人は、とても背が高くて、優しくて、輝いていて、スターに会うっていう、作家として凄い貴重な体験をさせて頂きました。ステージに立つマネスキンさんと、机に向かう私は全然違う形でけど、こうしてコラボをすることで、同じ場にいれたということを、凄く光栄に思います」とコメントしたうえで、完成したイラストについては「ヒト科も動物もカリスマ性は目に現れるので、そこに魂込めました! マネスキンさんたちの音楽でレゴシの野生が目覚めてしまいそうなので心配です(笑)」と語った。

 この奇跡のコラボレーションは、今後もまた違った形で見られるかもしれない。この先の両者の動きに注目。(フロントロウ編集部)

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