世界中にMeToo運動を起こしたジャーナリスト2人を描く映画『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』の日本公開が決定した。(フロントロウ編集部)

MeTooを起こした2人の闘いを映画化

 2017年10月5日に、世界が変わった。その日、ニューヨーク・タイムズの記者であるミーガン・トゥーイーとジョディ・カンターの2人は、ハリウッドで“神”とも呼ばれた映画プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタインの何十年にもわたる性的暴行事件を報道。これをきっかけに、ハリウッドだけでなくアメリカ全体、そして世界全体で女性たちがこれまでに経験した性暴力を告発し、連帯。MeToo運動が爆発し、もう性暴力を受け入れない姿勢を明確にした。

 ミーガンとジョディの記事は翌年のピューリッツァー賞を受賞。そして、彼女たちの闘いを描くベストセラー『その名を暴け―#MeTooに火をつけたジャーナリストたちの闘い―』が、このたび映画化された。

 映画『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』で主演を務めるのは、キャリー・マリガンとゾーイ・カザン。キャリーは、フェミニズム全開の映画『プロミシング・ヤング・ウーマン』における熱演で2021年アカデミー賞にノミネートされたことが記憶に新しく、本作での演技にも期待。また、『ルビー・スパークス』で知られるゾーイは、映画『紳士協定』や『欲望という名の電車』などで知られる映画監督エリア・カザンの孫でもある。そんな彼女が本作で見せる存在感にも注目。

画像: MeTooを起こした2人の闘いを映画化

 また、アカデミー賞ノミネーション歴のあるパトリシア・クラークソンやサマンサ・モートン、エミー賞受賞俳優のアンドレ・ブラウアー、トニー賞受賞俳優のジェニファー・イーリーらが脇を固め、世界を変えた出来事を真摯に描く。

 『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』は2023年1月13日に日本公開。

(フロントロウ編集部)

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