生理に関するアンケートで分かった、みんなの工夫や過ごし方
フロントロウでは先日、生理やPMS、女性特有の身体の悩みについてのアンケート調査を実施。
約1,100人のユーザーが回答してくれた今回のアンケートでは、生理前や生理中の悩みが浮き彫りに。例えば生理中に悩みがある人の割合は99.5%にのぼり、その悩みは1人につき1個だけでなく平均4.3個もあることや、気分の変化で日常生活に支障が出る人は6割を超えることなどが分かった。
さらに、ユーザーが生理を快適に過ごすために取り入れているサービスや工夫も聞いたところ、それぞれが取り入れているこだわりのルーティンを教えてくれた。それと同時に今回のアンケートで多く聞かれたのが、ほかの人がどんな風に生理を乗り越えているのか知りたいという声。生理の悩みは人それぞれなこともあり、意外と会話には出てこないもの。
そこでフロントロウでは、みんなが実践している工夫をシェアします。誰かの工夫が誰かの助けになる、そんなサポートの輪を広げるべく、生理のために利用しているサービスから日常のルーティンまでを幅広くご紹介。
生理のために取り入れているものは?
生理のために取り入れているものは?という質問では、もっとも多かったのが月経管理アプリで64.7%の人が愛用。
生理周期を把握して不調などに備えられる月経管理アプリは、生理中はもちろん、周期を通して女性の身体の悩みをサポート。最近では月経周期の把握や生理日予測だけでなく、生理前や生理中の過ごし方についてアドバイスしてくれる機能や、気分も記録することでメンタルケアにも役立つ機能など、プラスαの機能がついた月経管理アプリも増えている。
月経管理アプリに次いで多かったのが、鎮痛剤やピル。鎮痛剤を使用している人は57.2%と、半数以上の人が痛みを緩和させるために鎮痛剤を取り入れていることが分かった。
ちなみにピルは、日本での普及率は他国にくらべて圧倒的に低く1~3%程度だと言われているけれど、フロントロウのアンケートでは16.7%の人が取り入れていると回答。最近では、オンラインのピル処方サービスが少しずつ増えてきているので、その影響も大きそう。ちなみに現在は服用していないが、ピルの服用を検討しているという声も多かった。
生理の辛さを軽減するための工夫
生理中の辛さを軽減するための工夫について聞いてみたところ、全体の8割以上の人が実際に取り入れている工夫を教えてくれた。生理の悩みは人によって異なるだけに、工夫の種類はかなり多種多様。
圧倒的に多かったのは「温活」
とくに多くのユーザーが生理中に実践していたのが、身体を温める「温活」。取り入れる人が多いだけに、その方法もさまざま。
ユーザーが実践する温活
・湯たんぽ、カイロなどでお腹や腰を温める
・腹巻きや毛糸のパンツ、レッグウォーマー、ネックウォーマーを身に着ける
・よもぎ蒸しパッドの活用
・白湯やハーブティー、ホットココアなどの温かい飲み物を常備
・温かい食事を選ぶ
・ホットヨガを取り入れる
・冷たい飲み物は飲まない
・小豆の湯たんぽやホットアイマスクを使う
・モコモコ素材のルームウェアやインナーを活用
・お灸を取り入れる
食生活で取り入れるもの、避けるもの
生理の対策では食生活についての工夫もたくさん。取り入れているものや避けているものをピックアップ。
ユーザーが実践する食習慣の工夫
・コーヒーなどカフェインが入ったものを控える
・漢方や鉄分のサプリメントを摂る
・養命酒や甘酒を飲む
・サジーを飲む
・豆乳などの大豆由来の食品を取り入れる
・脂が多い食事を避ける
・チョコレートなど甘いものを控える
・水分を多く摂る
・野菜スープを飲む
生活習慣で気をつけていること
生活習慣で目立ったのは、血流を良くするための工夫。また身体を休めるため休息や睡眠、リラックスするための工夫なども多数。
ユーザーが実践する生活習慣の工夫
・ストレッチで血流を良くする
・ツボ押し
・下半身を締めつけない服を選ぶ
・日常的に運動を取り入れる
・アロマや好きな音楽などでリラックス
・アプリがオススメしてくれる対策を実践
・瞑想やヨガを実践
・いつもより睡眠時間をとる
自分に優しく、無理をしないためにしていること
痛みや不快感に苦しめられる生理期間中だからこそ多かったのが、いつもより自分に優しくするという声。我慢や無理はNGで過ごす人が多いよう。
自分に優しくするためにユーザーが実践していること
・無理や我慢をせず、ストレスを溜めない行動をする
・自分のペースで行動する
・好きなことを好きなだけ取り入れる
・食べたいものを我慢しないで食べる
・やるべきことを後回しにする
・とにかく自分を甘やかす
・身体が求めるままに行動する
メンタルをケアするためにしていること
フロントロウのアンケートでも気分の変化で日常生活に支障が出ると回答した人が6割を超えていたように、生理期間中は気分の変化を感じている人が多い。気持ちの変化や落ち込みで辛くならないために、みんなはこんなことを実践。
メンタルケアでユーザーが実践していること
・家族やパートナーに辛さや状況を共有して理解や協力を得る
・辛い気持ちを口に出して発散
・SNSから離れる
・イライラしても生理のせいだからと割り切る
・極力人と関わらないようにする
・自分を責めない
生理の悩みや体調は人それぞれ異なるため、自分に合うものを見つけることが大切。もし自分に合いそうなものがあれば参考にしてみては。(フロントロウ編集部)