『アウトランダー』のサム・ヒューアンが、『007』制作陣から伝えられたジェームズ・ボンド役に選ばれなかった理由を明かした。(フロントロウ編集部)

サム・ヒューアン、ジェームズ・ボンド役に応募していた

 ドラマ『アウトランダー』のジェイミー・フレイザー役で知られるサム・ヒューアンは、ここ数年、長らく話題になっている映画『007』の次期ジェームズ・ボンド俳優が誰になるのかを気にしているうちの1人。ジェームズ・ボンドといえば、初代のショーン・コネリーは非常に有名で、彼はスコットランド出身。彼の後にスコットランド人俳優が起用されたことはないが、自身もスコットランド出身であるサムは、「スコットランド人のボンドが見てみたいです。私はもう年上すぎるでしょうけどね」と米EWに語る。

 そしてサムは、実際に6代目ボンド役のオーディションを受けていたという。なぜ彼はダニエル・クレイグに負けたのか? 自伝『Waypoints: My Scottish Journey(原題)』のなかで、彼は制作陣から伝えられた落選理由を明かしている。

 「僕は生まれつきエッジが効いていないということだった」

画像: サム・ヒューアン、ジェームズ・ボンド役に応募していた

 世界的キャラクターとなっているボンドや『007』シリーズは、“王道”スパイ映画と言えるが、一方で制作陣は尖っていてエッジが効いた俳優を求めていた。そこには、英国王室がありながらも、UKパンクやモッズを生み出してきたイギリスらしい精神が感じ取れる。

 制作陣の意見についてサムは、「俳優として成長できるので、批評を受け取ることにはいつでも熱心でいた。しかしそのフィードバックは、自分自身の性格にそれが足りないと言われているように見えた。そのことが役作りにどう影響するかは分からなかったが、私にはどうしようもないことだったし、そうなるべくしてなった」と考えているという。

 彼はボンドには縁がなかったが、その世界観を意識して作品を作り上げたことはあると言い、主演を務めた映画『SAS: 反逆のブラックスワン』は元イギリス軍特殊部隊のアンディ・マクナブをキャラクターのモデルとしているが、サムは『007』の世界観を意識していたそう。

 サムが話したとおり、7代目ボンドには若めの俳優が起用されると予想されているため、現在42歳の彼が次期ボンドとなる可能性は低い。しかし別の作品で、彼のスタイリッシュな姿は見ることができる。

(フロントロウ編集部)

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