テイラー・スウィフトとエディ・レッドメイン、共演の実現間際だった
歌手活動の一方で、数年に1度のペースで有名映画にも出演してきたテイラー・スウィフトは、2012年の映画『レ・ミゼラブル』のオーディションも受けていたという。当時、俳優としての経験は、大きなものでは映画『バレンタインデー』くらいだったテイラーだが、ミュージシャンとしてはすでに大成功していたため、ミュージカル映画でのポテンシャルは大きかったはず。
しかし、テイラーの外見はコゼット寄りだったが、歌声はエポニーヌのようだったため、役に受かることはないと理解していたという。(最終的に、コゼットはアマンダ・サイフリッドが、エポニーヌはサマンサ・バークスが演じた)。とはいえ、同作でマリウスを演じたエディ・レッドメインのファンだった彼女は、彼とのスクリーンテストでイギリスのロンドンへ招かれて快諾。スクリーンテストではエポニーヌの衣装を着て、メイクも完全に済ませた状態で挑戦。
しかし、ここで問題発生。エポニーヌは貧しいため、歯が茶色く塗られ、目の下にも顔色を悪く見せるためのメイクをされたそうだが、これはエディと初対面する前!
「『メイクはエディ・レッドメインと会った後にするんですよね?会う前にすることじゃないですよ』って感じ」になったと、英トーク番組『The Graham Norton Show』で振り返ったテイラー。しかし残念ながら、その日はメイクをした状態でスタッフやキャストに会うことになったそう。そのため、テイラーにとってこの経験は、「途端に悪夢に」なってしまったとのこと。
しかしじつは、オーディションの日はエディもミスをしていた! オーディションでは、マリウスが死ぬゆくエポニーヌを抱きかかえる“あの名シーン”を演じたという。しかしじつは、それを知らなかったエディは、なんとこの前にピザ屋でガーリックがたくさん使われたパンを食べていた。口からのニンニク臭は、他人に嗅がれたくないナンバーワン…。よりにもよって2人の距離が近いシーンで、エディはテイラーの顔を覗き込むことになったため、口臭ばかり気にしてしまったそう。
さらに、テイラーは完璧な衣装、エディはジャージ姿で演技に挑戦。しかしそんな状況であっても、さすがエディという演技力は見せていたようで、彼は本番のように演技でも泣いていたという。
ちなみに、本作でのオーディションをきっかけにエディとテイラーの間にロマンスのウワサが勃発。エディは本作のリハーサル終了直後に現在の妻と付き合い始めたため、テイラーとのウワサはまったくの嘘なのだが、ファンにそこまで思わせた2人のマッチした雰囲気は、今後何か別の作品で活かされてほしいもの。
(フロントロウ編集部)