『バーフバリ』監督の最新作『RRR』が大ヒット中。日本での人気ぶりに、アメリカのエンタメ業界が驚きを隠せないほど!(フロントロウ編集部)

インド映画『RRR』が記録的大ヒット中

 映画『バーフバリ』や『きっと、うまくいく』など、インド映画も人気の日本。ツッコミどころ満載だったり、笑えたり、手に汗握ったりと、邦画にも欧米映画にもない独特の魅力を持つインド作品に取りつかれる映画ファンは増えており、10月21日に公開された『RRR』は大ヒットを記録中!

 本作は1920年の英国植民地時代のインドが舞台で、英国軍に捕らえられた村の少女を救い出す使命がある“野性を秘めた男”ビームと、イギリスの警察官で“内なる怒りを燃やす男”ラーマが主人公。お互いの素性を知らぬままに絆を深めて親友になっていくが、2人は対立する立場。激動の時代で彼らが選ぶのは友情か?使命か? 家族や誇り、そして国の未来を背負った2人の友情と、壮絶な戦いが描かれる!

 『RRR』は『バーフバリ』のS・S・ラージャマウリ監督の最新作で、インド映画史上最大の製作費7200万ドルをかけて制作されたもの。本年度のインド映画世界興行収入No.1作品となり、世界オープニング興収は5,400万ドルを記録している。そして日本では、10月22日から10月23日の2日間での洋画興収第1位。さらに、日本国内で公開されたインド映画オープニング興収歴代1位を記録した。エンタメメディアVarietyは、『RRR』の初週興収は約7,300万円だと報じている。

 そして、日本におけるこの大ヒットには、アメリカのエンタメ業界も驚いてしまったよう。

 米Varietyは、「『RRR』は日本の興行成績で轟いた」と報じ、米Colliderは、「『RRR』が日本で記録破りの興行収入で公開、世界で1億5,000ドルに迫る」と伝えた。さらに興味深いことに、このニュースを報じる各メディアのツイッター投稿には、Varietyのものに3,300いいね超え、Coliderのものに約1,500いいねが寄せられている。通常は数十から数百のいいね数なので、海外ファンのこのニュースへの関心が高いことが分かる。

 事実、MCU映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』の監督であるルッソ兄弟、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのジェームズ・ガン監督、『ベイビー・ドライバー』のエドガー・ライト監督などが、すでに本作にハマっている! そのため、Varietyによると、『RRR』の世界興行収入はすでに1億4,500ドル(約200億円)に。

 ラーマ役のラーム・チャランは、先日行なわれた来日イベントで、ラージャマウリ監督と一緒に本作を制作したことについて、「インドの中で最も素晴らしい監督だという事はもちろん、国の枠にとらわれず世界中に熱狂を巻き起こす彼の道を一緒に歩むことが出来て嬉しい」とコメント。監督は、「『RRR』は様々なアクションにも注目して欲しいが、最後には友情の大切さ、温かさを家に持って帰ってほしい。『バーフバリ』で貰った日本の皆さんからの沢山の愛を『RRR』で少し返せるかも」と話して、日本のファンへメッセージを届けた。

 いろいろと疲れることが多い現代社会では、こういう映画が見たいんだ! そんな期待に応えてくれる『RRR』は全国の劇場で公開中。

(フロントロウ編集部)

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