アン・ハサウェイが、これまで演じたなかで最も苦しかった役を明かした。(フロントロウ編集部)

アン・ハサウェイにとって演じるのが最も過酷だった役とは?

 映画『プリティ・プリンセス』や『マイ・インターン』などで知られる俳優のアン・ハサウェイは、これまでにラブコメからSF、ヒューマンドラマからファミリー向けまで数多くの作品に出演し、様々なタイプのキャラクターを演じてきた。

 そんなアンには、その役を演じるのがあまりに過酷で、出演を辞退することすら検討していた作品があるという。アンのこれまでの役を考えると、『レ・ミゼラブル』で非常に過酷な状況を生きるファンティーヌか、『プラダを着た悪魔』でメリル・ストリープが演じる鬼編集長役と対峙することになったアンディか? 過去にはクリストファー・ノーラン監督の『インターステラー』について、あるポイントをディスっていたこともあるが、アメリアか?

 しかし、その答えを当てられたファンはいないはず。というのも、それはアンが先日クランクアップしたばかりの映画『Mothers' Instinct(原題)』のセリーヌだから。彼女は香港版Vogueのインタビューで、こう語っている。

 「あれは、これまで演じたなかで最も厳しい役でした。あれは私のなかにある最悪の恐怖に触れていて、映画を辞退するところでした。俳優としてあそこまで出来るか自信がなかったんです」

画像: 『Mothers' Instinct』の撮影に臨むアン・ハサウェイ。

『Mothers' Instinct』の撮影に臨むアン・ハサウェイ。

 『Mothers' Instinct』は2018年のベルギー映画『母親たち』の英語版リメイクで、オリジナル版のオリヴィエ・マッセ=ドゥパス監督がリメイクでもメガホンを取った。心理スリラーであり、舞台は1960年代。アンが演じるセリーヌと、ジェシカ・チャステインが演じるアリスは親友であり、2人の息子を育てている。しかしある事件をきっかけに、罪悪感や疑い、妄想が2人の友情に影響を与え始める…。

 過去には撮影の様子も目撃されており、アンとジェシカが着こなした60年代風衣装は色鮮やかで憧れてしまうもの。しかし洋服の明るいトーンとは真逆に、物語はダークなものとなっている。アンが話した「最悪の恐怖」がなんなのかは不明だが、彼女は実際に6歳と3歳の子どもを育てる母親であり、その経験や立場に起因する恐怖ではありそう。

 映画としても気になるが、アンの恐怖の正体も気になるところ。答えが映る映画『Mothers' Instinct』の公開日は未定だが、期待して待ちたい。

(フロントロウ編集部)

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