いま海外でシリコン製のシートマスクが大注目。スキンケア成分を効率よく浸透させながら、洗って繰り返し使えるため、肌にも環境にも優しいと話題を集めている。(フロントロウ編集部)

繰り返し使える「シリコンシートマスク」が話題

 手軽にスペシャルケアをかなえてくれるシートマスクは、いまやスキンケアには欠かせない必須アイテム。毎日のケアに使っているという人も珍しくないけれど、その一方で気になるのは、シートマスクの「ゴミ問題」。

画像: 繰り返し使える「シリコンシートマスク」が話題

 一般的にシートマスクは、ポリエステルや不織布などで作られていることが多く、また包装にはアルミニウムやプラスチックが使われているため、分別やリサイクルがしにくのが課題。そのため、シートマスクを使い終わって捨てるとき「ゴミを増やしてしまった…」と罪悪感を抱く人も少なくない。

 そんななか、ゴミを出さないサステナブルなシートマスクとして、いま海外で注目を集めているのは、「シリコン製」のシートマスク。

 シリコンシートマスクの最大のメリットは、なんといっても“繰り返し”使えるところ。水や洗剤で洗うだけで何度でも繰り返し使えるので、環境にやさしくお財布にも嬉しい。さらに、シリコン製なので密閉性も高く、よりスキンケア効果を実感しやすいとも大きなポイント。

 実際に、皮膚科医のシェリーン・イドリス医師も「シリコン製のシートマスクは、布製よりもはるかに優れた代替品であり、あらゆるレベルで効果が期待できます」と米Women’s Healthでコメント。

 イドリス医師は「まず、シリコン製のシートマスクは乾燥しにくく、水分をしっかり閉じ込めることができます。2つめに、洗うだけで繰り返し再利用することができます。そして3つめに、シリコンは内部から水分を取り込めることが証明されています」と話し、サステナブルな面だけでなく、スキンケア面においても優秀なアイテムだと説明する。

 また、米ビューティブランドDieuxの創設者であるシャーロット・パレルミーノ氏も「シリコン製のシートマスクは、肌にうるおいを与え、製品を浸透させるための素晴らしい方法のひとつであり、一般的なシートマスクと仕組みはまったく同じです」と米Who What Wearで発言。

 パレルミーノ氏は「(同じ効果があるのなら、)外箱やプラスチックの包装、そして通常は捨てられてしまうシートマスクは、本当に必要でしょうか。私たちはそうは思いません。密閉性の高いシリコン製のシートマスクと、自分の肌が気に入っている既存の美容液やクリームを合わせて使うことが、実のところ肌にも環境にもより良い選択肢だと考えています」と述べた。

シリコン製のシートマスクで本当にゴミは削減できる?

 では、実際にシリコン製のシートマスクに切り替えた場合、どのくらいのゴミを削減することができるのだろうか。 

 企業のサステナビリティ・トランスフォーメーション(SX)を支援する米Bluebird Climate Change社とDieux社の共同研究によると、シリコン製の目元用シートマスク「フォーエバー・アイマスク」を“11回以上”使用したところ、約70%以上のプラスチックを削減できたほか、廃棄物をほぼ半分まで削減できたとのこと。

 パレルミーノ氏は「つまり、フォーエバー・アイマスクのようなシリコン製シートマスクを使い続けることは、カーボンフットプリントを下げることにつながるのです」と明かした。

 洗って繰り返し使える、海外で話題のシリコン製のシートマスク。小さな工夫でも、一人ひとりが取り組めば大きな成果につながるので、シートマスクという身近なアイテムから環境に優しい行動を始めてみてもいいかも。(フロントロウ編集部)

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