テイラー・スウィフトのThe Era Tourを巡るTicketmaster問題を500文字で解説。(フロントロウ編集部)
テイラー・スウィフトが現在から過去の「音楽を巡る旅」になるとしているスタジアムツアー“ザ・エラ・ツアー”のチケットのプレセールが米時間11月15日にチケットマスターで開始。しかしチケットマスターが「類を見ない需要」とする数百万のアクセスが集中したため、サイトがパンク。
ツイッターには、「順番待ちの先頭にいたのにサイトがフリーズして最後に押し戻された」「決済情報を入れた後に止まってしまった」「4時間半待ったけどもう諦める」などと次々と苦情が書き込まれ、“Ticketmaster”が世界トレンドの1位になるほど炎上。チケットマスターは今回の遅延を理由に、一般販売を含めた今ツアーの今後の販売日を延期。また、今回のプリセールは転売ヤーを排除するために“ファン承認”されたユーザーのみが購入できるはずだったが、多くのファンが未だにチケットを購入できていない状態で、すでに再販サイトStubHubには最大150万円以上でチケットが転売されている。
今回の件では、米議員のアレクサンドリア・オカシオ=コルテスがチケットマスターの市場独占が背景にあると指摘しており、今後さらなる議論に発展する可能性も秘めている。
(フロントロウ編集部)