ハリボー宛ての巨額小切手が落ちていた、その謝礼は?
ドイツで、冷や汗がダラダラと出てしまうようなハプニングが起こった。
ドイツにおける金融と商業の中心地であるフランクフルトに住むアヌアルさんが駅を歩いていたところ、1枚の紙が落ちているのが目に留まったという。その紙を拾って見てみたところ、それはスーパーから、グミで有名な製菓会社ハリボーへ宛てられた小切手だった! しかも小切手に書かれていた金額は、男性よると「大きな金額すぎて、声に出せないほど」だったという。
その額はなんと…、463万1,538 ユーロ。日本円にして、約6億7,000万円!
そこで男性がハリボーに連絡を取ったところ、それを破って破棄してほしいと言われたという。巨額の小切手の始末がそんなに簡単で良いのか、男性が悪用する可能性は…?と思ってしまうが、じつはこの小切手は不正利用が出来ない線引小切手だったよう。
そのため、ハリボーからの謝礼も、小切手に書かれていた金額と比較してしまうと小さなものだった。彼の元にはその後、謝礼として6袋のハリボーグミが送られてきたという。
ハリボーは米Fox Businessの取材に対して、「それが、設定された企業以外は預け入れできない線引小切手だったことに認識してはいましたが、アヌアル氏が私共に連絡を取るために時間を作ってくださったことに感謝しており、感謝の気持ちを喜んで彼に送ります」とコメント。ちなみに、6袋のハリボー製品を贈るというのは、ハリボーによる謝礼としてスタンダードだそう。
拾ったのが線引小切手だったとはいえ、大企業の重要書類を拾い、その金額まで見てしまったアヌアル氏が、謝礼にがっかりしているのは簡単に理解できる。アヌアル氏は、「(6袋のハリボーは)少し安いと思いました」と、独Bildに話した。
(フロントロウ編集部)