『TWD』最終回でチャンドラー・リッグスがエキストラの1人に
ついに…、その12年の歴史に幕を下ろした大ヒットドラマ『ウォーキング・デッド』。その最終回ともなれば、胸がいっぱいにならずにはいられない。
『ウォーキング・デッド』はスピンオフドラマに繋がっていくため、最終回ではそれらの作品を意識した展開もあったが、じつは、長らく愛された俳優がエキストラとしてカメオ出演していたことに気がついただろうか。
リックの息子であるカールはシーズン1からシーズン8にかけて登場し、シリーズに長く登場したキャラクターの1人。演じたチャンドラー・リッグスは、シーズン1の放送時には11歳だったが、卒業の頃には18歳に。『ウォーキング・デッド』ファミリーに可愛がられ、育てられた存在。
そのため、彼はシリーズの撮影最終日には自分も現場にいたいと考え、プロデューサーに連絡をしてスケジュールを聞き、当日にセットへ向かったそう。自分を育ててくれたキャストやスタッフに挨拶をするだけの目的だったそうだが、可愛いチャンドラーを目の前にしたファミリーは大盛り上がりになったのだろう。
そこで、彼はエキストラとして1つのシーンに出演することに。それは、マギーとキャロル、ダリルがヒルトップで話しているシーンで、彼は後ろのほうでヒルトップの住民として農業をしている!
Chandler Riggs, who played Carl on 'The Walking Dead' for eight seasons, was on screen for the finale. Did you spot him? https://t.co/KlagKkapfg
— Entertainment Weekly (@EW) November 21, 2022
なんとチャンドラーは衣装に着替えることもなく、私服で撮影に参加したそうで、帽子と鍬は貸してもらったものだという。彼が『ウォーキング・デッド』を卒業したのは2017年8月で、その2カ月後に荷物を取りに少しだけ戻ったそうだが、この撮影はそれ以来のことだったとのこと。大人になったチャンドラーに気がついたファンはいるだろうか?
ダリル役のノーマン・リーダスは米EWに、「あれは素晴らしかった。スタッフはシーンのなかで彼を隠そうとしていたけど、僕は彼のほうを見ているかのように頭を動かそうとしていました。視聴者に、『ヘイ、チャンドラーがあそこにいるよ!』と注目させるようにね。誰も僕にそうやってほしがっていなかったと思うけど、面白かったので、やり続けました」という裏話も明かした。
この話を聞いてから、チャンドラーの姿やノーマンの視線に注目して最終回を見ると、泣けるようなほっこりのような。
ついに終わってしまった『ウォーキング・デッド』。全11シーズンの旅を振り返ると、いろいろあった。しかし、離れ離れにはなるものの、スピンオフドラマでそれぞれの旅は続いていく。とくにリックとミショーンの旅は見届けたい。乞うご期待。
(フロントロウ編集部)