ジェームズ・マカヴォイが見た悪夢とは?
2016年に公開された『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』の大ヒットに続き、2019年に公開された続編であり完結編の『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』。前作から27年後の2016年を舞台に、大人になったルーザーズ・クラブのメンバーたちが、ふたたび「それ」と対峙する様子を描く。
ホラーでありながら、ホラーが苦手な人でも見たくなる魅力を持つ本作。そんな作品を盛り上げた立役者は、間違いなくペニーワイズ役のビル・スカルスガルドだと言えるだろう。ビルは二枚目俳優となれる素質を持ちながらも、個性派俳優として地位を確立。そんな彼の演技には、主人公ビル・デンブロウを演じたジェームズ・マカヴォイも無意識のうちに影響されていたよう。
当時、アメリカの朝の情報番組『Good Morning America』に出演したジェームズは、本作への出演準備中に見たという悪夢について明かした。
「映画の準備中に悪夢を見るようになったんです。子どもの頃には経験のないことでした。同じ悪夢を2度見ました。ペニーワイズになったビルが出てきたんです。ベッドで僕の隣で横になっていて、僕の首や背中をさすりながら、『ジェームズ。起きる時間だよ』と言ってくるんです。僕は横になったまま寝たフリをして、“動くな。動くな”と。あれは酷かったですね」
もはや、本編で描かれそうな2度の悪夢の経験。それを現実に見てしまったというのは、いくら40代のジェームズであっても怖かったのは仕方のないこと。
完成後のプレミアでは、ジェームズとビルは仲の良い姿を見せていたので、ペニーワイズの怖い夢は見なくなっただろうか。とはいえ、その悪夢を見た衝撃は相当なものだったようで、当時彼はイベントでたびたび悪夢が怖かったと話していた。
(フロントロウ編集部)