タトゥーを楽しむ人向けの美容ブランドが海外でトレンド
タトゥーを入れるうえでじつはとても大切なのが施術後のアフターケア。せっかく好みのデザインに仕上がっても、アフターケア次第ではクオリティが落ちてしまったり、炎症が起きてしまったりすることも。
そんな失敗を防ぐため海外で増えているのが、タトゥー後のアフターケアに特化した美容ブランド。これまでにもアフターケア用の製品自体は存在していたものの、近年は専門ブランドの増加とともに、その製品タイプも多種多様に。肌の特徴に合わせて選べるなど、より高度なアフターケアができるようになってきている。
海外で注目を集める、タトゥー後のケア専門のブランドをご紹介。
Foreverist
2022年8月に誕生し、早くも話題を呼んでいるのが「Foreverist」というブランド。ウィリアムズバーグにあるタトゥースタジオ「Nice Tattoo Parlor」の創設者であるロバート・ボイル氏が立ち上げた同ブランドは、パッケージもオシャレなアフターケア製品を展開。
製品は専門家の監修のもと、タトゥーを長期的に美しく保つよう開発されていて、炎症が起こりやすい施術直後に向けた製品や、その後の乾燥しやすい時期に向けた製品など肌の変化に合わせた適切なケアができる。
なかでも人気なのが、3つのケア製品がセットになった「A Complete Tattoo Care Kit」。鎮静に特化したクリーム、保湿に特化したクリーム、デイケアに特化した日焼け止めクリームが入っているほか、アフターケアガイドなども入っていて、まさにこれ1つでアフターケアがコンプリートする。
People of Substance
タトゥー後の肌トラブルを考慮しながら、クリーンであることにもこだわっているのが「People of Substance」という美容ブランド。
People of Substanceの製品は、毛穴を詰まらせる化学物質などを排除し、責任を持って調達された天然かつオーガニックな成分を使用。肌にも地球にもやさしい製品で、タトゥー後のアフターケアができる。
とくに人気の高いのがスティック状のバーム「All-natural Tattoo Balm Stick」。タトゥーの施術後のケアはもちろん、入れてから時間が経った後でも退色を防ぎ、鮮やかな色をキープするのをサポート。ちなみにバームタイプのこの製品は、タトゥーのサイズに合わせて選べる2サイズ展開となっている。
Stories & Ink
タトゥー後のケアに特化したブランドの中でもとくにアイテム数が豊富なのが、「Stories & Ink」というブランド。
Stories & Inkは、タトゥーを楽しむ人に向けたスキンケア製品が市場に不足している現状に危機感を覚えた創設者が、長期的にケアできて信頼できるブランドをつくろうと考えて立ち上げた。施術直後はもちろん、時間が経ってからのケアに特化した製品も多く、人それぞれ異なる悩みに合わせて選ぶことができる。
製品の形状も豊富で、クリームやモイスチャライザーだけでなく、オイルやフォームタイプのウォッシュ製品、セラムなどさまざまなタイプの製品から自分に合うものをチョイスできる。
タトゥーを楽しむ人に向けた海外の美容ブランド。今回紹介したブランドは残念ながら日本未上陸であるものの、日本でも今後タトゥー後のケア製品が注目を集める日が来るかも。(フロントロウ編集部)