『美女と野獣』キャストが豪華
2021年に公開から30周年の節目の年を迎えた、1991年公開のディズニーのアニメ映画『美女と野獣』。アニメーション映画として初めてアカデミー賞作品賞にノミネートされてから30周年という記念すべき年に、米放送局のABCがWonderful World of Disneyとタッグを組んで『美女と野獣』のアニメと実写をハイブリッドさせた2時間のスペシャル生番組『Beauty and the Beast: A 30thCelebration』を米時間12月15日に放送する。
『美女と野獣』の実写版というと、2017年に公開され大ヒットしたエマ・ワトソンが主演を務めた作品を思い浮かべる人がほとんどだと思うが、今回キャストが一新。
主役のベルは以前から決定していたとおりシンガーのH.E.R.が担当し、そのほかのキャストとしては、ビーストはシンガーのジョシュ・グローバン、ガストンはトニー賞のミュージカル部門で主演男優賞にノミネートされたことがあるジョシュア・ヘンリー、時計の姿にされたコグスワースはコメディアンで『スチュアート・リトル』などで声優を務めたデヴィッド・アラン・グリア、ろうそくの燭台にされたルミエールは『マーダーズ・イン・ビルディング』などでお馴染みのマーティン・ショート、ティーポットにされたポット夫人はシンガーのシャナイア・トゥエイン、ポット夫人の息子であるチップは若手俳優のレオ・アベロ・ペリー、そしてナレーターが『ウエスト・サイド物語』でお馴染みのリタ・モレノが務めることとなる。
ポスターが現代的
2017年に公開されたエマ主演の実写映画では、フェミニストであるエマのリードのもと、 ベルの衣装から女性を絞めつけるコルセットをなくしたり、“本好きの町娘”だったベルが 発明家になったりと、時代に合わせた設定の進化が話題を集めた。
その“進化”は今回の作品にも受け継がれているようで、公開されたポスターではベル役のH.E.R.がベルを象徴するイエローのドレスではなくイエローのパンツを着用。
H.E.R.が主演を務める『Beauty and the Beast: A 30th Celebration』は、米時間12月15日に米ABCで配信され、翌日からディズニープラスで配信されるので、日本でも配信されることに期待したい。(フロントロウ編集部)