サンリオのキティちゃんが、米コメディ番組『SNL』でネタに!(フロントロウ編集部)

キティちゃんは人間だという事実

 世界的人気を誇るサンリオキャラクターのハローキティ。そんなキティちゃんが猫ではなく人間だったという衝撃の事実が世界を駆け巡ったのが、2014年のこと。アメリカのカリフォルニア州ロサンゼルスにある全米日系人博物館でキティちゃんの展覧会が開催されるにあたり、キュレーターを務めた人類学者のクリスティン・R. ヤノ教授がサンリオに事実確認を問い合わせたところ、「ハローキティは猫ではありません。彼女はカトゥーンキャラクターなのです。彼女は小さな女の子です」との回答があり、日米で話題に。

 「小さな女の子」という回答のみであれば、“小さな女の子の猫”という解釈も可能だったが、それに加えて「猫ではありません」ということも明言されたため、キティちゃんは人間の女の子であることと捉えられている。つまりキティちゃんは、擬人化と擬猫化が合わさったようなキャラクターだったのだ。ちなみに、ヤノ教授を取材した米LA Timesによると、キティちゃんはイギリス人で、ロンドン郊外に住んでいるそう。現在でもサンリオのホームページには、キティちゃんは「明るくて、やさしい女のコ」であり、名字がホワイトであることも記されている。

 そして先日、キティちゃんのこの事実が、アメリカで1975年から続く大人気コメディ番組『サタデー・ナイト・ライブ(SNL)』でネタになった。

 コントの舞台は、キティちゃんのグッズショップと思われる場所。新しい従業員のために研修のようなものが行なわれていたよう。そこでまずはキティちゃんについて説明があったのだが、「クリエイターによると、ハローキティは小さな人間の女の子です」と言われたキキ・パーマーとボウエン・ヤンは「もし生まれた赤ちゃんがハローキティみたいな見た目をしていたら、人間だと思えってこと?」「自分だったら医者に破棄してくださいってお願いする」と困惑。

 さらに彼氏のダニエルが「ハローキティと違って、彼は実際に猫です」と紹介された時には、2人は茫然。しかしキティちゃんの衝撃事実はまだまだ終わらない。「彼女の身長はりんご5個分。そしてりんご3個分の重さです」「彼女は小学校3年生で、1974年生まれです」と言われた2人は、「リンゴで測ってんの!?」「48歳で小学校3年生だって言ってんの!?」と驚愕。そしてキキが「彼女の人種は何?」と聞き、「彼女に人種はない」と言われたところで、2人は「年齢、身長、ペットの存在、交際状況は明かされているのに、人種がないだって!?」と椅子を倒しながら絶叫。

 そしてコントの締めでは、ハローキティのビッグさ(身長)をアップル(リンゴ)で測っていることに触れると、キキが「私たちにはビッグアップルと言ったら1つしかない。ニューヨーク!世界最高の街。あなたにそれを台無しにはさせないから!」と叫んだところで、なんとキティちゃんの着ぐるみを着た俳優のナターシャ・リオンが登場!

 「ここはニューヨーク。だからハローキティは小さな人間の女の子ではないと言いなさい。
そして彼女は猫だと言いなさい!」と話し、「OK。分かったよ。彼女は猫!」と言わせたところで、会場は意味不明な歓喜の熱気に包まれ、コントは終わった。

 アメリカに住む人だけでなく、日本に住む人でもキティちゃんの衝撃事実に驚き、このコントで笑えた人もいるのでは?

(フロントロウ編集部)

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