12月から1月にかけての冬休みシーズンは、注目のアートイベントが目白押し。世界を代表するファッションブランドの巡回展をはじめ、オススメのイベントをご紹介。(フロントロウ編集部)

冬休みシーズンに行きたいアートイベント

 冬休み中のおでかけ計画に迷ったら、オススメなのがアート巡り。美術館などで開催されるイベントなら、アートを鑑賞しながら寒さをしのぐこともできる。

 すでに話題沸騰中の注目イベントをはじめ、冬休みシーズンにチェックしたいイベントを厳選してご紹介。

「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」展

 開催前からSNSで大きな話題を呼んでいたのが、パリ装飾芸術美術館での成功に続き、ロンドン、ニューヨークと世界を巡回してきた「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」展。

画像: ©Yuriko Takagi

©Yuriko Takagi

 12月21日より東京都現代美術館で開催される「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」展は、ディオールと日本との真摯かつ貴重な絆を称える特別な展覧会。建築家の重松象平氏が日本文化へのオマージュとしてデザインした新しい空間演出に導かれてフロランス・ミュラー氏のキュレーションにより再考案された回顧展では、創設者クリスチャン・ディオールが影響を受けた芸術から、ディオールのコレクションに最初から影響を与えていた日本の豊かな創造性への魅力など75年を超える情熱にスポットが当てられる。

 クリスチャン・ディオールの先見性を受け継ぎ、「ディオール レディ アート」や「レディ ディオール アズ シーン バイ」などで再解釈されたバッグ「レディ ディオール」、そして「ミス ディオール」、「ジャドール」といったフレグランスの世界など、ディオールの歴史と絶え間ない創意工夫の賜物である斬新なアイコンも展示。

【展覧会概要】
会期:2022年12月21日(水)~2023年5月28日(日)
休館日:月曜日(1月2日(月)、1月9日(月)は開館)および12月28日(水) - 1月1日(日)、1月10日(火)
開館時間:10:00 - 18:00(展示室入場は閉館の30分前まで)
会場:東京都現代美術館 企画展示室 1F / 地下2F 〒135-0022 東京都江東区三好4-1-1
主催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館
特別協力 : クリスチャン ディオール クチュール

「ファン・ゴッホ ―僕には世界がこう見える―」

 「ファン・ゴッホ ―僕には世界がこう見える―」は、「角川武蔵野ミュージアム」1Fのグランドギャラリーにて開催されている、巨大映像空間へ没入する360度体感型デジタル劇場。

画像1: 「ファン・ゴッホ ―僕には世界がこう見える―」

 故フィンセント・ファン・ゴッホが見た世界を追体験するこの展覧会は、会場が3つに分かれている。第1会場は、会場の壁と床360度に投影された映像と音楽で彼が見た世界を再現しながら、情熱的な画家の人生を辿る「体感型デジタルアート」。第2会場は知っているようで知らないファン・ゴッホの生涯を、年表と手紙を元に辿る「ファン・ゴッホの手紙」。そして第3会場は、自由に写真撮影ができるフォトスポットとなっている。

画像2: 「ファン・ゴッホ ―僕には世界がこう見える―」

 すでに大きな話題を呼んでいる同展は、好評につき会期が延長となったものの、ついに2023年1月9日で終了する予定。行くなら今しかないので、早めにチェックしておくべきイベント。

【展覧会概要】
展覧会タイトル:ファン・ゴッホ ―僕には世界がこう見える―
会期:2022年6月18日(土)~2023年1月9日(月)
会場:角川武蔵野ミュージアム1階 グランドギャラリー
主催:角川武蔵野ミュージアム(公益財団法人 角川文化振興財団)
開館時間:日~木10:00~18:00/金・土 10:00~21:00 最終入館:閉館の30分前
休館日:第1・3・5火曜日
お問い合わせ先:角川武蔵野ミュージアム(〒359-0023 埼玉県所沢市東所沢和田3-31-3 ところざわサクラタウン内)
TEL:0570-017-396(受付時間:10:00-17:00)
*休館日、開館時間は変更となる場合があります。最新情報は公式ウェブサイトでご確認ください。
*「1DAY パスポート」チケットなどでも本展覧会をご覧いただけます。詳細は公式ウェブサイトでご確認ください。
*展示替えなどにより、日程によっては一部施設に入場できない場合がございます。
*展示内容が変更、または中止になる場合がございます。予めご了承ください。

「WHAT CAFE EXHIBITION vol.23」

 寺田倉庫が運営するアートギャラリーカフェ「WHAT CAFE(ワットカフェ)」で12月14日から12月25日まで開催されるのが「WHAT CAFE EXHIBITION vol.23」。

画像: 「WHAT CAFE EXHIBITION vol.23」

 「WHAT CAFE EXHIBITION vol.23」は、幅広いジャンルや多様な背景からセレクトした気鋭のアーティスト16名による約150点の作品が展示販売。独自の技法や技術、個性的なモチーフが光る作品との出会いを通じて、ギフトボックスを開けたときのような驚きや喜びを感じられる空間を演出。

画像: 川端健太「untitled」

川端健太「untitled」

画像: Maoka Ueda「Wonky Mandala」

Maoka Ueda「Wonky Mandala」

 会場内には出展アーティストの制作アトリエを再現したコーナーを設置し、公開制作やワークショップの実施を予定。よりリアルな制作の様子とともに、制作活動と向き合うアーティストたちのエネルギーをさらに間近で体感できる。
※一部のアーティストのみになります

【開催概要】
タイトル:WHAT CAFE EXHIBITION vol.23
展示期間:2022年12月14日(水)~12月25日(日)
出展アーティスト(敬称略・五十音順): Azuki Furuya、板谷うた、ETE PIN 、大橋澪 、柏谷泰行 、川端健太、KEIGO NAKAMURA、玄(GEN)、坂本左衛門、新直子 、髙橋洋平、tiki、根ノ木あさみ 、Maoka Ueda、山田勇魚、YUTAKA NOJIMA
URL:https://cafe.warehouseofart.org/exhibition/506
会場:WHAT CAFE(〒140-0002 東京都品川区東品川2-1-11)
営業時間:11:00 ~ 18:00(最終日は17:00閉館)
入場料:無料
※感染症拡大防止の観点により開催中止・一部内容や時間が変更になる場合があります
※会期中、展示の入れ替えや貸出イベントなどで休館することがあります。詳しい営業日は公式サイトをご覧ください

「NAKAMURA KEITH HARING COLLECTION POP-UP SHOP」

 下北沢の線路跡地「下北線路街」内に個性豊かなテナントが連ねる“個店街”「reload(リロード)」では、ニューヨークのストリート・カルチャーを反映したポップアートの作家、キース・ヘリングの作品やグッズを取り扱う「中村キース・ヘリング美術館」によるクリスマス特別ポップアップイベントが開催。

画像: All Keith Haring Artwork ©Keith Haring Foundation Courtesy of Nakamura Keith Haring Collection.

All Keith Haring Artwork ©Keith Haring Foundation Courtesy of Nakamura Keith Haring Collection.

 世界で唯一キース・ヘリング作品を中心に収蔵する山梨県北杜市の美術館「中村キース・ヘリング美術館」と「reload」がコラボレーションし、生前にキース・ヘリング自らデザインし今でも愛され続けているグッズや人気の雑貨商品などを展示・販売。

 また、reloadエントランスホールや館内各所を大きな展示スペースに見立て、ポスターやステッカーなどの展示装飾も行なわれる。

【開催概要】
期間:12月10日(土)〜12月25日(日)
作品展示場所:reload ENTRANCE HALL/館内各所、MUSTARD™ HOTELエントランススペース
POP UP SHOP:reload 1-9 GREAT BOOKS (OPEN 11:00-20:00)

特別展「毒」

 11月より国立科学博物館にて開催がスタートし、話題を呼んでいるのが毒をテーマにした特別展「毒」。

画像: 特別展「毒」

 動物や植物、菌類、そして鉱物や人工毒など、自然界のあらゆるところに存在する毒について、動物学、植物学、地学、人類学、理工学の各研究分野のスペシャリストが徹底的に掘り下げ、国立科学博物館ならではの視点で解説する。

【開催概要】
会期:2022年11月1日(火)〜2023年2月19日(日)
入場料:【一般・大学生】2000円(税込)/【小・中・高校生】600円(税込)
会場:国立科学博物館(〒110-8718 東京都台東区上野公園7-20)

(フロントロウ編集部)

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