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『ダ・ヴィンチ・コード』でポール・ベタニーとトム・ハンクスが撮影中に起こったハプニングとは?(フロントロウ編集部)

アクションの撮影中にトム・ハンクスが…

 ダン・ブラウンによる小説を原作とした2006年の映画『ダ・ヴィンチ・コード』は世界中で大ヒットを記録し、批評家からは賛否両論あるものの、ファンは多い。主演のトム・ハンクスの人気はもちろんのこと、ソフィー・ヌヴー役のオドレイ・トトゥやファーシュ役のジャン・レノなど、脇を固めたキャストも実力派が揃った。

 そして、なんといってもシラス役のポール・ベタニー。最近ではMCU作品のヴィジョンとしても人気だが、本作で演じたアルビノ(色素欠乏症)の修道僧はいまだにファンの記憶に残るキャラクターとなっている。

 そんなポールとトムは、劇中で戦うシーンがあった。シリアスな展開の撮影の中、思わず爆笑してしまうハプニングが起こっていたことをご存知? 2019年に英トーク番組『The Graham Norton Show』に出演したトムは、こんな話をしていた。

 「ポールが急いでやってきて、私たちは対面して、そして何が起こらなければいけなかったかと言うと、彼が私を机に向かって倒して、私は地面に倒れるというものだった。そしてその時の音というのが『うっ!へっ!えいっ!ぐっちっあっ!ブゥッ!』」

 トムが「ブゥッ!」と言った時点で、会場は大爆笑。そう、アクションの撮影で力んだおかげで、トムはオナラをしてしまった! 「(囁き声で)私はオナラをしてしまったんです」と話すトムは、お茶目ないたずらっ子のよう。

ポール・ベタニー、トムのオナラハプニングに笑顔

 そして、トムがそんな裏話を明かした2年後の2021年。米トーク番組『The Late Show』にポールが出演し、彼もトムがオナラをしてしまった日のことを振り返った。彼によると、アクションの撮影では現場がより一層静かになるのだという。そのため、トムのオナラの音はセットに響き渡ったのだった。

 「私は彼を掴み、お腹を殴らなければいけなくて、セットは非常に静かでした。アクションの撮影ではより静かになるんです。誰かがケガをしないか不安だから。なので全員が耳をすましていました。そして私が彼のお腹を殴ったら、彼は本当に、本当に、本当に大きな音でおならをした(笑)。本当に大きな音で。何か分からなかった。世界で1番の映画スターがオナラをした時、あなたならどうします?私は彼のほうを見て…、そして彼は『なにするんだ?オナラしちゃったじゃないか!』って」

画像: ポール・ベタニー、トムのオナラハプニングに笑顔

 今ではポールもベテラン俳優になっているが、トムは当時からスターであり、トムはポールの15歳年上。ポールや周囲の人に気遣わせることなく、オナラを利用したジョークでその場を盛り上げたトムは、撮影の中心人物である映画スターとしてやっぱりさすがな対応をしていた。

(フロントロウ編集部)

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