香水の香りがすぐに消えるのはなぜ?
香水(フレグランス)は、身だしなみや気分転換におすすめのアイテム。しかし、せっかくお気に入りの香水をつけても「すぐに香りが消えてしまう」「思ってたより香りがしない…」なんてことも。
そこで今回は、香水がすぐに飛んでしまう原因と、香水の香りを自然に長持ちさせるテクニックを米Byrdieが紹介した。
1.肌が乾燥している
香水の香りがすぐに飛んでしまう最も大きな原因のひとつは、「肌の乾燥」。
香水の専門家でFormulary 55の創設者であるコーデリア・スミス氏は、「乾燥した肌は、保湿された肌ほど香りを持続させることができないので、とにかく肌を保湿することが大切です」と米Real Simpleで説明。「保湿した肌には香りの粒子がしっかりと“密着”するので、持続時間が長くなり、1日中いい香りが漂います」とスミス氏は言う。
そんな肌の保湿をするのにオススメなのは、香水の香りを邪魔しない「無香料」のボディローション。水分と油分のバランスが良く、より香りが定着しやすいそう。もしくは、香水をつける部分にのみ、あらかじめワセリンを塗っておくのも効果的だとスミス氏は勧める。
2.間違った場所につけている
もうひとつの原因は、香水を「間違った場所」につけていること。
セレブ向けフレグランスの開発者でTurnKey BeautyのCEOであるヴィンス・スピナート氏によると、香水の持続力を高めるためには、「脈拍」が取れる場所につけるのがポイント。
スピナート氏は、「手首、うなじ、ひざの後ろ、耳の後ろ、肘の内側などですね。これらの領域はほかのパーツに比べて体温が高いので、身体全体に香りが広がりやすい傾向にあります」とのこと。
身体のほかにも、髪につけるのもオススメ。ただし、アルコール濃度が高い香水を髪に直接吹きかけると乾燥する恐れがあるので、ヘアブラシなどに香水をつけてから髪を梳かすのが良いそう。ほんのりとした香りが1日中続くとスピナート氏は話す。
相手に深い印象を与えたり、気分転換ができたりする香水。プロのアドバイスを参考にお気に入りの香りを1日中楽しんでみて。(フロントロウ編集部)