47歳となったケイト・ウィンスレットが、年齢や外見について語った。そのスタンスが、良い!(フロントロウ編集部)

ケイト・ウィンスレット、多くの女性を救う態度

 映画『タイタニック』や『アンモナイトの目覚め』などで知られるオスカー俳優のケイト・ウィンスレットが、英BBC Radio 4の『Woman’s Hour』で、年齢を気にしてしまう女性たちに向けてメッセージを送った。

 ケイトは今年で47歳。40代となることで、身体的な変化もありどうしても年齢を気にすることが増えるのは仕方のないことだが、女性であればより一層年齢差別を感じることもあり、自分で自分を制限してしまう人も少なくない。しかしケイトは、自分はそうしないことに決めたと語った。

 「私は47歳になり、自分が望むような形になってくれない(身体の)部位があります。“あ~あ。でもそういうものでしょ?” と思うことには素晴らしさがあります。女性は40代、40代半ばになった時、『あ~あ。これが衰えの始まりで、状況は変わり始めて、下がって欲しくない方向に下がっていく』と考えると思うのですが、私はそうしないことに決めました。私たちはより女性に、よりパワフルに、よりセクシーになる。私たちは自分をもっと成長させて、声をあげる機会もあり、考えを話し、他人が私たちをどう思うかを怖がらず、自分がどう見えるかも気にしない。それは素晴らしいことだと思います。女性たち、一緒に行きましょう。自分自身の力を大切にしよう。なぜって?人生はマジで短いから」

 ケイトは職業柄、外見にコメントされることが多い女性俳優として、女性へのエイジズムやルッキズムに声をあげてきた。年齢を重ねるごとに声をあげる機会が増えたのは、彼女自身が身を持って感じていることで、現在では「他の人々が話すのは難しいけど、話される必要がある問題について光を当てることに、情熱を持って取り組んでいる」という。

画像: ケイト・ウィンスレット、多くの女性を救う態度

 昨年2021年のドラマ『メア・オブ・イーストタウン/ある殺人事件の真実』では、彼女がお腹や目尻のシワを修正されないように闘ったという事実が大絶賛されたが、一方でメイクをしていないといった内容を含む外見への誹謗中傷もあった。

 しかしケイトは、「男性俳優の外見にはそういった雑音は生まれない」と指摘して、その誹謗中傷によって自分の姿勢を変えることはしない。それどころか、ドラマ『I AM 私の分岐点』では、最初はしていたメイクを落として撮影に臨んだという。

 「外見が整えられていないことを恥ずかしく思いません。だって、誰が学校の送り迎えでもメイクするんです?私はしません」と話すケイトの姿勢は、彼女と同世代の女性だけでなく、これからその年代になっていく年下の女性たちも救うだろう。

(フロントロウ編集部)

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