『ゲーム・オブ・スローンズ』でジョフリー・バラシオンを演じたジャック・グリーソンは、悪役だったために現実でもアンチから攻撃され、俳優を引退したと思われていたが、じつは事情は異なるものだったよう!(フロントロウ編集部)

むしろファンから優しくされた?ジョフリー俳優が明かす

 2011年から2019年にかけて放送された世界的大ヒットドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』。本作は多くのキャラクターが登場する群像劇であるため、“サイコパス”“極悪非道”と言われるような悪役も多数存在する。

 そのなかでも、とくにシリーズの初期にファンを絶句させたのが、ジョフリー・バラシオン。あまりにファンから嫌われたため、彼を演じたジャック・グリーソンが俳優業から引退状態になっていたのは「学業に専念するため」だけではなく、現実でもアンチから攻撃を受けたからだと予想するファンは多かったが、じつはまったく違ったよう。

 先日、アメリカのロサンゼルスで開催されたファンイベントに参加したジャックは、「ありがたいことに、ネガティブなファン交流を経験したことはないんです。これからそれが起こることは、もし誰かが僕にパンチしたいのであれば、まだありえるかもしれませんが」と、アンチから攻撃されたことはないと告白。しかし彼がウワサを否定しなかったのには、こんな事情があった。

画像: ジャック・グリーソンと、サンサ・スタークを演じたソフィー・ターナー。

ジャック・グリーソンと、サンサ・スタークを演じたソフィー・ターナー。

 「たぶん、道端で人々が僕に酷い態度だとか、僕が攻撃されたとかいったウワサが広がったことで、多くの人が僕を気にかけてくれました。ネガティブな経験はしたことがなかったんですがね。みんなは僕が攻撃されたと思っていたので、僕により一層優しかったと思います。なのでたぶん、僕はウワサを否定しないべきですね」

 ウワサのおかげで、むしろファンたちは自分に優しいという状況になっていたため、ジャックはウワサをそのままにしていたのだった。とはいえ、プライベートの時間に写真を撮らなければいけないといったような問題は起こっていたそうで、とくに彼がドラマに参加していた時、彼は大学生。大学生としての時間に、普通に過ごせないといった悩みはあったようで、学業や大学生活に専念したかったのだろう。

 ちなみに、彼は『ゲーム・オブ・スローンズ』で賛否両論が巻き起こった最終章は見ていないという。じつは、最終章だけでなく、シリーズをすべて見ていないそうで、画面に映る自分を見るのを避けていたため、そのまま全シーズンを見ずに今に至るとのこと。

 『ゲーム・オブ・スローンズ』をシーズン4で卒業後、長編新作への出演は長らくなかったジャックだが、2020年以降に活動を再開しており、映画『Rebecca's Boyfriend(原題)』や『In the Land of Saints and Sinners(原題)』、ドラマ『Out of Her Mind(原題)』などに出演。さらに今年、長年の恋人と結婚した。

(フロントロウ編集部)

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