じつは身体の中でも乾燥しやすい「ひじ」
「ひじ」は、普段あまり目につきにくい部位だけれど、じつは顔などに比べて皮脂腺が少なく、身体のなかでも乾燥しやすいパーツ。さらに乾燥だけでなく、衣服や机などの外部からの摩擦や圧力による刺激も受けやすいため、気づくとゴワゴワして角質化したり、黒ずんでしまったりすることも…。
ニューヨーク市のシュワイガー・ダーマトロジー・グループの皮膚科医ケンドラ・ジョセフ医師も「このようなひじの乾燥は、温度の低下、暖房、スクラブ剤の使用など、さまざまな理由で発生します」と米Skincare.comでコメント。とくに冬場は熱いお湯を浴びる人も多いため、余計に肌の乾燥が加速する恐れがあるとも忠告する。
そこで今回はそんな「ひじ」の乾燥や黒ずみを防ぐボディケア方法をプロが紹介。カサカサしがちなひじを丁寧にケアして、細部まで美しいなめらかボディをゲットしてみて。
1.入浴後の肌が濡れた状態で保湿する
皮膚科専門医のアリシア・ザルカ医師によると、ひじの乾燥を防ぐ最も効果的な方法は、入浴後の肌が濡れた状態のときにボディクリームなどで保湿すること。肌についた水分でクリームがのびやすいだけでなく、全身にムラなく保湿できると米Byrdieで明かす。
2.洗浄力がマイルドなボディソープで洗う
ひじのカサつきを加速させないもうひとつの方法は、洗浄力がマイルドで肌にやさしいボディソープを使うこと。同じく皮膚科専門医のサンディ・スコトニッキー医師いわく、とくにひじは刺激によって黒ずみやすいパーツなので、決してゴシゴシ洗わず、しっかり泡立てて優しく洗うのがコツだと助言する。
3.乾燥が酷い場合は高保湿クリームを塗る
皮膚科専門医のコーリー・ハートマン医師によると、ひじの乾燥が気になる場合は、軽やかなつけ心地のボディローションやボディジェルよりも、こっくり濃厚なテクスチャーの「高保湿クリーム」でボディケアするのがオススメ。
なかでもボディバームやワセリンなどは非常に保湿力が高く、ひじの保湿ケアにうってつけ。ひじのうるおいを逃がさず閉じ込めつつバリア機能をサポートし、乾燥や刺激などの外的ダメージから肌を守ってくれるという。
ひじの乾燥や黒ずみを防ぐボディケア方法。保湿ケアのほかにも、ひじをついたり、擦ったりするのも黒ずみの原因になるので、これを機に日ごろの習慣も合わせて見直してみて。(フロントロウ編集部)