食べ過ぎたときは翌日が大事
クリスマス、年末年始とたくさん食べる機会が多い今のシーズン。ダイエット中なのについ食べ過ぎてしまうことも。
でも焦らなくても大丈夫! 翌日の心がけ次第で、前日の食べ過ぎの影響を最小限にできるかもしれない。
大阪・梅田にある医療ダイエットクリニック「LIGHT CLINIC」で副院長を務める吹田春佳医師は、「食べすぎても1日で脂肪が何キロも増えることはありません。食べすぎた場合は、焦らず慌てず、翌日にリセットしましょう」とアドバイス。吹田医師が教える、ダイエット中に食べ過ぎた翌日の心得をご紹介。
食事で「4つの栄養素」を取り入れる
食べ過ぎた翌日に覚えておきたいルールについて吹田医師は、「水分をしっかり摂って間食は控えつつ、4つの栄養素を積極的に摂取することが大切です」と説明。
積極的に取り入れたい栄養素とは、カリウム、ビタミンB群、食物繊維、たんぱく質。
塩分を排出する「カリウム」
カリウムを取り入れるべきなのは、塩分を排泄しむくみをとってくれるから。
カリウムはトマトやきゅうりなどの生野菜をはじめ、バナナやキウイ、グレープフルーツなどの果物、豆乳などの大豆製品に多く含まれるそう。
代謝をサポートする「ビタミンB群」
ビタミンB群が大切な理由について吹田医師は、「摂りすぎた糖質や脂質の代謝をサポートしてくれるため、ダイエットに必須の栄養素です」と説明。
納豆や豆腐などの大豆製品、ヨーグルトや牛乳などの乳製品に多く含まれており、サプリメントで補うのもOKだという。
腸をお掃除する「食物繊維」
腸の“掃除屋”のような役割を果たして老廃物を排泄してくれる食物繊維も、ダイエットの翌日に積極的に取り入れたい栄養素。
食物繊維が多く含まれる食品について吹田医師が挙げたのは、椎茸やしめじなどのキノコ類、わかめやひじきなどの海藻類、ごほうやたけのこなどの野菜類。
筋肉の分解を防ぐ「たんぱく質」
そしてたんぱく質を積極的に取り入れることが大事なのは、基礎代謝の要である筋肉が分解されるのを防いでくれるから。
吹田医師は、「良質で低カロリーなたんぱく質を摂取しましょう」とアドバイスし、ささみやヘレ肉などの脂身の少ない肉、豆腐、豆乳、おからなどの大豆製品、刺身、卵、無糖ヨーグルト、牛乳などをオススメした。
食べ過ぎた翌日に取り入れたい運動は?
食べ過ぎた翌日にリセットを目指すなら、食事に加えて運動を意識することも大事。食べ過ぎた翌日にリセットするのにぴったりな運動について吹田医師に聞いてみたところ、軽い有酸素運動がオススメだそう。
吹田医師は、「食べた翌日は胃もたれなど体調不良もあるかもしれないですが、カロリーを消費するために軽い有酸素運動をやってみてください」とアドバイス。翌日にウォーキングやストレッチをしたり、飲み会からの帰り道は歩ったりと、少しの意識の違いが大きな変化につながると明かした。
食べ過ぎてしまった翌日に気をつけたい心得。美味しいものを食べる機会が多い今の時期にぜひ意識してみて。
教えてくれたのは…吹田春佳医師
大阪・梅田にある医療ダイエット専門クリニック「LIGHT CLINIC」にて副院長を務める。肥満遺伝子や体組成分析に基づく食事指導、食事制限、運動サポート、脂肪細胞破壊の施術を組み合わせて総合的なダイエット指導を行なっている。
「LIGHT CLINIC」公式サイト:https://light-clinic.co.jp/
(フロントロウ編集部)