『グレムリン』に、あるゲストが2人同時にカメオ出演したシーンがジワる…。(フロントロウ編集部)

『グレムリン』にカメオ出演したのは…

 1984年に公開された映画『グレムリン』は、『ハリー・ポッター』や『ホーム・アローン』で知られるクリストファー・コロンバス監督が脚本を担当し、スティーブン・スピルバーグが製作。ジョー・ダンテ監督がメガホンを取った。

 映画自体は見たことがなくとも、可愛らしい外見のギズモ(グレムリン)を知っている人は多いはず。日本原産の犬である狆(ちん)がモデルだとも言われていることからも、多くの人に愛される見た目であることが分かる。そんな生き物がいたずらを仕掛ける『グレムリン』だが、本編には別の隠しネタも。注目したいのは、コンベンションのシーン。

 主人公ビリーの父親でホイト・アクストンが演じたランダル・ペルツァーが電話をかけているが、手前に座っている男性、どこか見覚えが…? そう、彼は本作の製作である若きスピルバーグ監督!

 そして彼だけではなく、ランダルの左横で電話をしている男性にも視線を。彼は、作曲家のジェリー・ゴールドスミス!

画像: ©coreybb/Reddit

©coreybb/Reddit

 2人が別々のタイミングでなく同じシーンに登場したことで、画面は一気に情報量多めな映像に。とはいえ、こんなカメオ出演も映画鑑賞の醍醐味。

 ちなみに、スピルバーグ監督は自分が携わった作品同士に繋がりを持たせることを好むタイプ。『グレムリン』の1年後に公開された『バック・トゥ・ザ・フューチャー』では、クリストファー・ロイド演じるドクが、グレムリンのイラストが描かれたメモ帳を持っている。

 また、先ほどの『グレムリン』のシーンでは、後ろに映っていたタイムマシーンがタイムトラベルに出発。これは1960年の映画『タイム・マシン 80万年後の世界へ』のタイムマシーンだと見られており、制作陣が影響を受けた作品へのオマージュといったようなもので、関係者たちの映画愛が感じられる小ネタだ。

(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.