自分をいたわるセルフケア方法
1年でとくに忙しい年末年始は、ストレスや睡眠不足、不規則な食生活など1年の疲れがでやすい時期。そんな時期こそ、きちんとセルフケアをして、ストレスや疲れを来年まで持ち越さないことが大切。
そこで今回は、日ごろのストレスや疲れを解消し、心身をリフレッシュするセルフケア方法を紹介。心のモヤモヤを手放して、新たな気持ちで新年を迎えてみて。
1.二度寝をしない
二度寝を防止するために一定時間おきに何度も鳴らす「スヌーズ機能」。便利な機能として使っている人も多いと思うけれど、じつはスヌーズ機能で二度寝を繰り返すと、睡眠の周期が乱れて、知らず知らずのうちに心身に大きな負担をかけるという。
精神科医のシンディ・T・グレアム博士は、「ほとんどの睡眠の専門家は、自分に正直になり、実際に起きる時間に合わせてアラームをセットすることを勧めています」と話し、「そうすれば、体がその時間に起きる準備ができるようになり、1日を通して疲れを感じなくなるでしょう」とアドバイス。いつもスヌーズを繰り返してしまう人は、これを機に睡眠サイクルをリセットしてみては。
2.アロマキャンドルを灯す
英国の心理カウンセラーで心理療法士のアビ・ヘンドラ氏によると、「嗅覚」は、情動調節、記憶、行動をつかさどる脳の大脳辺縁系と直接つながっている唯一の感覚機能。嗅覚を刺激することで脳の大脳辺縁系に作用し、リラックスや安眠、集中力向上などさまざまな効果が期待できるそう。
ヘンドラ氏は、「(不安や抑うつを軽減するという研究結果がある)ラベンダーやフランキンセンスなどの伝統的な心を落ち着かせる香りを使ってください。また、楽しい思い出と関連性のある香りを試してみるのもいいでしょう。子供の頃好きだったキャンディーの香りから、おばあちゃん家の懐かしい香りなども効果的だと思います」と明かした。
3.5分間だけ瞑想する
米ボストンのヘルス・ヨガ・ライフの共同創業者でライフコーチのアイダ・ビエルクス博士によると、定期的な瞑想には不安やストレスの軽減、闘争・逃走反応をつかさどる脳の一部を落ち着かせる効果もあるという。
セルフケアのヒントとして、ビエルクス博士は、「スマホのタイマーを5分間にセットして、目を閉じて。そして深呼吸を数回して、身体に蓄積された緊張やストレスを解放します。ほかの考えに迷い始めても、自分を責めないでください。また自分の呼吸に意識を向けてみてください」と彼女はアドバイスする。 瞑想に集中できないという人は、瞑想アプリなどを活用するのもひとつの手。
4.部屋の片付けをする
米カリフォルニア州の公認心理師であるリンダ・バゲット博士によると、部屋を片付けることもストレス解消に効果的。バゲット博士は、「(部屋が)散らかっているとコルチゾール値(ストレスホルモン)が上昇し、創造性や集中力が低下し、痛みに敏感になることさえあるという研究結果あります」と説明。
バゲット博士は、「整理整頓された環境のほうがリラックスできるというのは、ただの気のせいではありません。まずはタイマーを5分だけセットして片づけてみましょう」と助言。片付けのモチベーションは欲しい人は、Netflixで配信中の『THE HOME EDIT ~暮らしを変える整理術~』を見てみるのもいいかも。
5.フェイスパックをする
美容に詳しい皮膚科医ジャクリーン・シャファー医師いわく、ゆっくり時間をかけてフェイスパックをするのもストレス解消に最適。
シャファー医師は、「フェイスパクは、肌にとっても健康にとっても同じように有益です。自分を大事にするためのひとときとして役立ちます」と話し、セルフケアとして取り入れるにはうってつけだと発言。とくに肌が乾燥する季節は、「ヒアルロン酸」「セラミド」「コラーゲン」など、保湿効果が高いフェイスパックがオススメ。
気になったヒントがあったら、今日からでも生活に取り入れてみては。(フロントロウ編集部)